220名の国会議員、政府・国会による合同会合に欠席
2009年10月08日付 Hayat-e Now 紙

火曜日夜、第10期政権が成立して2回目となる政府・国会合同パーティーが開かれた。しかし、国会議長、正副両副議長、及びアフマド・タヴァッコリー議員やゴラーム・アリー・ハッダード=アーデル議員といった有力議員らは出席しなかった。

 ある原理派国会議員の話によると、国会議員290名中、およそ70名がこの会合に出席したという。合同パーティーに有力国会議員らが軒並み欠席する一方、その数時間前にはラーリージャーニー氏が政権支持派の国会議員モルタザー・アーガーテフラーニー師を破って、原理派会長として二年目を迎えることが決まった。ラーリージャーニー外しへ向けた政権支持派の努力も不調に終わった格好だ。

 ラーリージャーニー氏、バーホナル氏、アブートラービー氏、ハッダード=アーデル氏、タヴァッコリー氏らは、今回の会合だけでなく、アフマディーネジャード大統領選勝利祝賀パーティーにも、政府主催のノウルーズ(正月)パーティーにも、出席していない。

 ある匿名希望の国会議員は、これらの議員が欠席したのは別の用事が詰まっているからだとして、「こういった方々は、いつも〔大統領、あるいは政権関係者と〕個人的に面会を行っている。だから、今回のような一般的な会合に出席する必要性を、彼らは感じなかったのではないか」と指摘する。

 なお、政府・国会による合同会合では、アフマディーネジャード大統領の最近のニューヨーク訪問〔※原文にはジュネーヴとあったが誤りと判断した〕や補助金目的化法案、及び先の大統領選挙などが話題に上がったという。

批判・提案に開かれた雰囲気を作るべき

 他方、国会文化委員会のジャヴァード・アーリーンマネシュ副委員長は、今後月ごとに開催される予定になっている政府と第8期国会の定期会合は、批判と提案に満ちた雰囲気を作るための絶好の機会だと指摘した。

 同議員によると、国会と政府の間により協調的な雰囲気を作り、国が抱える問題の解決に向けてともに努力することこそ、このような会合の目的であるとし、批判と提案が活発に行われるような状況が用意されるべきだと訴えた。

 アーリーンマネシュ議員はメフル通信に、「月ごとに開かれる予定のこの種の会合は、実践的なものであるべきで、儀礼的なものであるべきではない。外交辞令を排し、政府に対してあらゆる批判・提案が交わされるものとなるべきだ。そうすることで、国が抱える大きな問題の解決に間違いなく役立つはずだ」と述べた。

 国会原理派中央評議会の委員を務める同氏によると、大統領は〔先の会合で〕国連総会について報告し、また特に補助金目的化法案をめぐって、政府は国会〔の協力〕を期待している旨、発言したという。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17620 )