「イラン人核専門家がサウジアラビアの協力によってアメリカに移送」:外務省報道官が明かす
2009年12月09日付 Iran 紙

【政治部】外務省報道官は昨日、記者会見で記者の質問に答えた。

 「イラン紙」の外交担当記者の報告によると、ラーミーン・メフマーンパラスト報道官は、イラン暦9月16日(西暦12月7日)「学生の日」の式典で発生した混乱をめぐり米英政府当局が内政干渉的な発言を行ったことに対し、「イラン大統領選挙後に起きた事件での他国の干渉は明らかである」と指摘した上で、「この種の発言はイラン内政への干渉である」とし、アメリカ、イギリス、及びフランスの三カ国に対し、「〔内政干渉的な〕発言をする代わりに、自分の国の国内問題に専念し、その解決に時間を割いた方が良かろう」と勧告した。

 同氏は更に、「こういったこと〔=自分の国の国内問題の解決〕により多くの時間を割けば、自分たちの社会で問題にぶつかることも少なくなるだろう」と述べた。

〔中略〕

「アミーリー氏はサウジからアメリカに移送された」

 外務省報道官はまた、メフル通信との会見で、「ハッジ(メッカへの巡礼)に行くためにサウジアラビアを訪問したイラン人核専門家のシャフラーム・アミーリー氏が、アメリカ政府の治安活動によって、〔略取されて〕サウジアラビアからアメリカに移送された」ことを明らかにした。

 メフマーンパラスト氏は、アメリカの監獄に投獄されたイラン人11名のリストの存在について触れ、「シャフラーム・アミーリー氏は、こうした囚人の一人である」と述べた。

 同氏はまた、「イラン外交当局はこれら11名のイラン市民のその後を調査する方針だ」と強調した。

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:18091 )