テヘラン、自動車ドロボーに新手法(2)
2010年01月12日付 Jam-e Jam 紙

テヘラン、自動車ドロボーに新手法(1)

イラン全国で毎日60台が盗まれる

国家刑事警察盗難対策担当副長官のモハンマドレザー・モギーミー大佐が約2ヶ月前発表した統計に基づくと、インタビューに応じてくれた市民の車は、毎日国内で盗まれる約60台の車のうちの一台である。また、その60台のうちの最多をプライド、プジョー、日産車が占めている。さらに、モギーミーは、「警察は、盗難車の90パーセントを発見している」と述べた。

車の部品の運命について、先にテヘランの被害者が語ったことこそが、テヘラン刑事警察長官のモハンマディヤーン大佐が、ジャーメジャムとの会見の中で「自動車盗難の新手法」と名付けたものである。

同大佐は、首都で起きる一日当たりの自動車盗難の件数、もしくは、増加率を明らかにしていない。しかし、盗難が増加している事を認めている。さらに、管轄区内で警察が発見する盗難車両台数も増加していると述べ、「かつて、盗難した車は、(車自体の形はそのままで)ナンバープレートを変更するという流れが存在していた。しかし、このプロセスを防止するためのNAJA(イラン・イスラーム共和国治安維持軍)の措置が、窃盗犯らが犯行の手口を変え、車の部品を解体したあとに、イランやヨーロッパの中古部品であると偽って、市場に流通させるという方法を取るようになった原因となっている」と警告した。

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( 翻訳者:阿部初音 )
( 記事ID:18381 )