革命防衛隊、ペルシア湾で軍事演習を予定:主要目的はペルシア湾とホルモズ海峡の安全確保
2010年04月22日付 Jam-e Jam 紙

ペルシア湾の安全確保、国防上の備えのレベルアップ、そしてイラン軍の抑止力・能力の誇示という全体的目標とともに、本日ペルシア湾及びホルモズ海峡の一般地区において、「偉大なる預言者5」と題された合同軍事演習が行われる予定だ。

 メフル通信によると、革命防衛隊総司令官代行のホセイン・サラーミー准将は、「今回の3日間にわたる軍事演習は、イスラーム革命防衛隊の陸海空各部隊の一部がそれぞれ参加する形で行われる予定である」と述べた。

 同氏は、「この軍事演習では、世界経済にとって決定的な重要性を有するエネルギー流通の要衝たるペルシア湾とホルモズ海峡の安全が、その主要な目的として強調されている。われわれはこの軍事演習で、ペルシア湾とホルモズ海峡の安全を確保することにおけるイスラーム共和国の建設的で前向き、かつ効果的で決定的な役割を確認し、またこの重要地域の安全確保におけるイラン・イスラーム共和国の影響力を世界に一層知らしめることを意図している」と加えた。

 同氏はまた、今日、世界の通商・エネルギーの通り道のなかには、きわめて危険な状態に置かれている場所も存在すると指摘したうえで、「イラン・イスラーム共和国はこれまで、この重要な〔通商の〕要衝〔=ペルシア湾〕の安全確保のために、多くの精神的・物的コストを支払ってきた。〔ペルシア湾の〕安全の確立は、これまでと同様、我が国の防衛システムにとってつねに至上命題であり続けているのである」と述べた。

 革命防衛隊総司令官代行は、軍事演習の行われる日がイスラーム革命防衛隊創立記念日と重なっていることについて触れた上で、「この大軍事演習は、ペルシア湾南岸諸国に対して、平和と友好、安全と相互信頼のメッセージを伝えるものである。われわれはこの種の軍事演習を、近隣諸国の軍部隊が参加する合同演習という形で〔将来的に〕行いたいと考えている」と指摘した。

〔後略〕

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( 翻訳者:小原智恵 )
( 記事ID:18955 )