イラン、高性能超高速艇を投入:「偉大なる預言者5」軍事演習で
2010年04月24日付 Jam-e Jam 紙


イスラーム革命防衛隊海上部隊の特殊潜水部隊は昨日、大規模軍事演習「偉大なる預言者5」の第2フェーズを行った。

 中央報道局によると、特殊潜水部隊は昨日、大規模かつプロフェッショナルな機雷敷設作業を行い、そこでの自らの能力の高さを示した。〔中略〕

 訓練を積んだ革命防衛隊特殊部隊の横では、バスィージ(民兵部隊)の地方部隊もまた、地域の事情を熟知していることを理由に、潜水技術や機雷の敷設、各種機雷の除去・無力化についての繊細かつ厳しい訓練をうけ、革命防衛隊隊員らとともに、この重要な作業に従事した。

 革命防衛隊特殊部隊はまた、仮想敵の海上・半海上船舶への機雷の設置、仮想敵の潜水艦部隊の映像撮影、ならびにその追尾・確認などの作業も行った。

 今回の「偉大なる預言者5」軍事演習では、30艘の機雷敷設艦が参加した。軍事専門家によると、現代の戦闘では、敵軍のどんな小さな動きをも把握していることがなによりも重要であり、より多くの情報を持つ側が戦闘の勝者となりうるのだという。

〔中略〕

革命防衛隊独自の高性能艇の力を誇示

 イスラーム革命防衛隊海上部隊は、同部隊独自の高性能艇「ヤー・マフディー」〔※「おおマフディーよ」の意。マフディーは終末の時に再臨すると信じられている救世主のこと〕を初めて、大規模軍事演習「偉大なる預言者5」初日に投入し、完璧なる成功を収めた。

 〔敵の〕追尾や破壊に関連した最新かつ独自の技術を装備した高性能艇の利用によって、革命防衛隊海上部隊のペルシア湾・ホルモズ海峡の防衛力は倍加した。

 超高速艇「ヤー・マフディー」はスマートなやり方で標的を追尾し、敵のレーダーに感知されないほどの遠方から、〔領海内に〕侵入した船舶を攻撃する能力を備えており、その破壊力は海上のあらゆる艦船・標的を撃滅し、沈没させることができるほどだ。「ヤー・マフディー」はイスラーム革命防衛隊海上部隊によって、すでに大量生産が行われている。

〔後略〕

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:19013 )