フドゥレッレズ祭、ユネスコ無形文化遺産登録へ
2010年05月04日付 Radikal 紙


フドゥレッレズ祭のユネスコ「無形文化遺産」への登録を目的として、12カ国が参加するワークショップが開催される。

健康、恵み、豊穣、幸運、運といった願いが叶い、悪運を除く日だと信じられているフドゥレッレズ祭がユネスコ「無形文化遺産」に登録されるよう、トルコの主導で12カ国が参加するワークショップが開催される。

ユネスコによって2003年に採択され、トルコも2006年に締約した「無形文化遺産保護条約」の一環で、「フドゥレッレズ祭」が無形文化遺産に登録されるよう準備がなされている。

文化観光省研究・教育局のマフムト・エヴクラン局長は、この件に関して、同条約で強調されている最重要課題の一つが無形文化遺産の存続を保護することであると述べた。

エヴクラン局長は、人類の口承及び無形文化遺産の傑作の中に含まれている「メッダフルク(大衆講談師)」は2003年に、「メヴレヴィ教団のセマーの儀式」は2005 年に登録されたことに触れ、2009年にも「カラギョズ(影絵芝居)」と「アシュクルク(吟遊詩人)の伝統」2つの国内の事例が提案され、それらが承認されたと伝えた。

■ セマーやクルクプナルは2010年の候補

リストに載せられた「ノールーズ」についても、トルコがアゼルバイジャン、インド、イラン、キルギス、パキスタンとともに複数の書類提出に参加したと説明し、次のように述べた。

「セマー、各地で行われる伝統的な語りと調べの集い、クルクプナル油レスリング祭の事例が2010年の候補事例に入っている。活動を続けているナザール・ボンジュー、儀式で用いる小麦の練り物の伝統やアシュレは2011年の候補事例に入る予定だ。

今年(2010年)さらにフドゥレッレズ祭について複数の報告書提出を予定している。トルコの主導で12カ国を招待したフドゥレッレズ祭ワークショップは明日(5日)アンカラで始まり、2日間に渡る予定だ。伝統が続いている他の国々とともに共通報告が提出されることが予想されており、シリア、イラン、イラク、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア・モンテネグロ、モルドヴァ、ブルガリア、コソヴォ、ルーマニアやギリシャが招待された。
ワークショップで各国代表が参加してユネスコに提出される報告が準備され、わが省(文化観光省)が調整して翻訳され、10月に視覚資料と関係書類とともにユネスコに送付される予定だ。」

(後略)

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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:19031 )