革命防衛隊政治担当副総司令官「緑の運動はそれと気付かれぬよう地方評議会選挙に参戦しようとしている」
2010年05月04日付 Mardomsalari 紙

革命防衛隊政治担当副総司令官は、「『内乱派』〔※2009年大統領選挙での「不正」に抗議している人々のこと〕は適当な時期に、自らの内部力を再生させようと狙っている。この党派の指導者たちは時折、会合を開いたり、面会をしたり、声明を出したりしているが、これらはどれも、彼らがイラン政界への復帰を目論んでいることを示すものだ」との見方を示した。

 ILNAの報道によれば、革命防衛隊第二准将のヤドッラー・ジャヴァーニー司令官は、〔‥‥〕88年(=西暦2009/10年)の革命防衛隊政治局の活動と、「内乱派」に対するイラン国民の栄誉ある勝利について詳しく触れながら、「我々は昨年、根深い暴動に直面しながらも、栄えある勝利によってその罠を切り抜けることができた。最高指導者の言葉を借りれば、昨年はイラン国民の偉大なる勝利の年だった」と語った。

 同氏はさらに、次のように続けた。「革命防衛隊には、国の政治状況を監視し、体制をめぐる諸問題を観察し、政治的諸問題の今後について見通し、研究する義務がつねにある。こうしたことから、〔大統領〕選挙後の諸潮流について注意を怠らないでいることが、これまで以上に重要となっている」。

 革命防衛隊政治担当副総司令官は、「内乱派」の将来に関して、今後3通りの状況が想定できると説明する。「『内乱派』が再び体制の懐に舞い戻り、自らの行動について悔い改める可能性が、まず考えられる」。

 同氏は続ける。「次に〔‥‥〕、もはやイスラーム共和国に対して迷惑を起こそうなどとは考えずに、脇に退いて隠棲することも考えられる。しかし、内乱派が追求するであろう3つ目の状況としては、自派の内部の力を再生させ、今後の行動に向けて好機を虎視眈々と待ち構える、という可能性も考えられる」。

つづく


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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:19124 )