アフマディーネジャード「イランの力なくして、世界に変革をもたらすことはできない」
2010年05月11日付 Mardomsalari 紙

アフマディーネジャード大統領は、「われわれは全世界を知り尽くす必要がある。そのための手段が科学なのである」と強調して、以下のように述べた。「今日、世界におけるイランの立場を高めることが、われわれには必要とされている。われわれは、内ではイランを建設し、また世界〔秩序〕の運営では、それに建設的に参加しなければならない」。

〔中略〕

 大統領は、「われわれは全世界を知り尽くす必要がある。そのための手段が科学なのである」とし、「世界を知り尽くすための唯一の道は、他の者たちが進んだ道にはない」と述べた。

 大統領はまた、以下のように続けた。「とある大国の大統領と会談していたときのことだ。彼は私に、『イランはどうですか、外から見ると、ずいぶん圧力がかけられているようですが。100国くらい滅んでしまうくらいの圧力じゃないですか。なのに、あなたの国は日々発展を続けていますね』などと言ってきた。私は彼に言った、『あなたはイランのことが分かっていない、イランはイランなのだ』、と」。

 大統領は更に、「神は今日あるような生活のために、人間を作ったのではない。こんな生活は、人間にふさわしいものではないのだ。イラン国民の努力と力なくして、世界の変革は起こりえないと、何の疑いもなく言い切ることができる。これは高慢でも、誇張でもない」と続けた。

 大統領は、歴史を通じてイランはそのもてるものを、何の見返りもなく、〔世界の〕あらゆる国民に分け与えてきたと強調し、以下のように述べた。「イラン国民が〔世界の〕諸国民に、自分たちの知識を小分けにして売りつけるようなマネをしたことは一度もないし、道徳的価値観を他人に押し付けたこともない。私たちは剣の力に屈して、不当なことを受け入れたこともない。私たちがイスラームを受け入れたのは、より高邁な真理として、なのである」。

 大統領はニューヨークへの外遊と、同地での記者会見について振り返り、次のように述べた。「ある記者に対して、『あなた方は180年前に、ようやく奴隷制を廃止した、それも血みどろの戦争を経てだ。だがイランでは、1500年前にそれは廃止されている』と指摘した。イラン国民は高貴なる価値観を有している。だからこそ我々は、気高き道と人類救済の方法を示したいのだ」。

〔中略〕

 大統領はさらにこう強調した。「イランを、兄弟愛と努力と愛でもって建設しなければならない。イランは人類史の貴重な遺産である。我々に与えられた今日的使命は、全ての人類に対するものでもある。私の信条は、『われわれにはできる』である」。

〔後略〕

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:19162 )