道徳安全警察長官、夏を前に公園を見回る警察官の増員を発表
2010年05月15日付 Mardomsalari 紙

イスラーム共和国治安維持軍の道徳安全警察長官は夏の始まりを前に、公園や遊歩道での警察官の見回りを強化する方針を発表した。

 ルーズバハーニー司令官はISNAとのインタビューの中で、警察官は常に遊歩道や公園に配置されていると指摘した上で、「昨年一年間で、川岸や公園、森林の治安を維持するために、約7万人の道徳安全警察の部隊が配置された」と付け加えた。

 同司令官はさらに、「今年のホルダード月初め〔5月下旬〕から、遊歩道に配置される警察官の数が増強される見込みである。警察官はならず者や麻薬の売人、猥褻CDの流通業者、ならびにアルコール飲料の売人らを特定し、彼らに対して取り締まりを行う予定である」と述べた。

 ルーズバハーニ司令官はまた、「道徳安全警察の警察官らは、一部の遊歩道では移動交番に駐在し、またそれ以外の一部地域では、巡回という形で配置される予定だ」とも語った。

〔中略〕

 他方、マシュハドの金曜礼拝導師は「基本は、バッドヘジャービー(へジャーブの乱れ)の撲滅である。規範の無視や堕落と同じく、バッドヘジャービーも政治的逸脱なのである」と述べた。

 ISNAの報告によれば、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのセイエド・アフマド・アラム=アルホダー氏は、「ホラーサーン・ラザヴィー州勧善禁悪再生本部」での会合で、さらに「貞節とヘジャーブは文化的問題であり、文化的機関がそれ〔=貞節とヘジャーブ計画〕を実行する責任を負っている。その普及に携わるのは彼らなのだ」。

 同氏はまた、市内にいわゆる文化的商品が無秩序に氾濫している状況を批判し、関係者らに対しこれらの商品の流通を監視・規制するよう求めた。

 ホラーサーン・ラザヴィー州治安維持軍のハミード・ファヒーミーラード司令官もこの会合で、同部隊の活動実績について報告し、次のように述べた。「バッドヘジャービー現象の撲滅に向けて、昨年、通りをうろつく浮浪女(街娼)478名、腐敗の巣窟(売春宿)306か所、〔男女が交わる違法〕パーティー456件が州で摘発され、またアルコール飲料2000リットルが発見・押収された」。

 同司令官はその上で、「昨年、〔ヘジャーブの乱れた女性に対して〕3万1千回以上の口頭での注意が行われ、またバッドヘジャービー撲滅のために7000人もの巡回指導員が派遣された」と付け加えた。

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( 翻訳者:日下涼 )
( 記事ID:19193 )