ザーヘダーンでのテロに関与した容疑者ら、逮捕
2010年07月25日付 Jam-e Jam 紙

内務省治安担当次官は、ザーヘダーンでのテロに関与した容疑者らを特定し、逮捕したことを明らかにした。

 アリー・アブドッラーヒー次官はイラン国営通信(IRNA)との会見の中で、ザーヘダーン事件の自爆犯らを支援していた容疑者ら複数を特定し、逮捕したことを発表した上で、「自爆犯らを何らかの方法で支援した者たちの特定作業は、今後も続けられる」と述べた。

 内務省次官はさらに、「ザーヘダーンの大モスクでテロを実行した者たちがリーギーの組織に属していたことは、ほぼ確定的である」と強調した。

 同次官は次のように付け加えた。「もちろん、道具や便宜、装備の点でアメリカが〔今回のテロを〕支援したことは明らかである。なぜなら、これらの者たちが所持していた通信システムは決して単純なものではなく、その多くが世界の先端的な諜報機関がもっている類いのものだったからだ」。

 アブドッラーヒー次官はその上で、「まさにこのこと自体、これらの者たちとアフガニスタン駐留のNATO軍との間で関係が出来上がっていたこと、そして彼ら〔=NATO〕の支援によって、彼ら〔=リーギーの組織、テロの支援者たち〕が一群の騙された者たち〔=自爆テロの実行犯〕に装備を提供していたことを物語っているのだ」とも語った。

 内務省次官はまた、彼らの目的はスィースターン・バルーチェスターン州においてスンナ派とシーア派の間に分裂を生じさせることにあると指摘し、「実際、これらの者たちは我が国内部の不安定ぶりをアピールすることを狙っているのだ」と続けた。

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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:19832 )