フィルタリング誘導サイトがイランで18番目の「人気」サイトに
2010年08月30日付 Mardomsalari 紙

インターネット・ユーザたちは最近、フィルタリングされたサイトを閲覧しようとすると、「リンク集」と題されたページに誘導されるが、このページの閲覧回数がここ数ヶ月で急激に上昇し、イラン系サイトの閲覧数ランキングで第18位を獲得していることが分かった。

 「イラン・イスラーム共和国の法律、ならびに司法当局の命令により、このサイトへのアクセスは認められません」。この文章は、〔フィルタリングされたサイトにアクセスしようとしたときにかつて表示された〕鬱陶しいページのタイトルだったが、ここ数ヶ月、これに代わってカラフルで小綺麗なページが表示されるようになっている。そこには、インターネット・ユーザらを限られた数の〔優良〕サイトへと案内するリンク集が掲載されている。

 ニュースサイト「ファルダー」の報告によると、司法や治安その他の当局の命令によってフィルタリングされたサイトを閲覧したユーザは、「リンク集」と題されたページに誘導され、当局が推薦するニュース・娯楽・情報サイトが紹介される。面白いのは、このリンク集サイトの閲覧数がここ数ヶ月で急上昇し、Alexaによると、〔イラン系サイトの中で〕閲覧数第18位を獲得していることだ。
〔※訳註:「リンク集」と題されたページはここ。Alexaによると、2010年8月30日現在で、「リンク集」の順位は18位から15位にジャンプアップしている。ここを参照。ただし、Alexaの集計方法には限界があり、正しい閲覧傾向を反映しているとは必ずしもいえない〕

 しかしなぜ、「ファールス通信」や「テブヤーン」、「イラン国営通信」といったお金のかかった有名サイトを押さえて、「リンク集」が第18位を獲得しているのだろうか?なぜ、有名かつ有用なサイトが数多く存在する我が国で、ユーザらが違法で反シャリーア的なサイトを閲覧しようとしたときに出される「警告」ページが、〔優良サイトよりも〕多い閲覧数を獲得しているのだろうか?

 恐らく、多くのイラン人インターネット・ユーザらがフィルタリングの対象となったサイトを閲覧しようとしてこうした〔警告〕ページに直面し、結果として、この〔リンク集〕サイトへの閲覧数を増やしているという事実が、この閲覧数ランキングから明瞭に見て取ることができるだろう。

 果たして、報道機関や娯楽分野のウェブサイトは、インターネット利用者たちの求めに答えることができていないということなのだろうか?果たして、ユーザらの期待は、合法サイトが満たすことができないほどに、「進んで」しまっているということなのだろうか?

 我が国でフィルタリングされているサイトの数はきわめて多く、そのためにフィルタリング・メッセージを発するサイトも刮目すべきほど多くの閲覧数を集めている、という事実を見逃すべきではないだろう。なぜ、警告ページがサイト閲覧数のランキングで上位を占めるまでに、フィルタリングされたページの数が増えてしまったのだろうか?

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:20059 )