メフマーンパラスト外務報道官、イギリス政府との関係見直しに言及
2010年08月30日付 Jam-e Jam 紙

外務省報道官は、イギリス政府の行動に対してイランにはよい心証がないと指摘した上で、「国民や国会議員らが目撃してきた重大問題とのかかわりで、イギリス政府との関係はこれまでも一部で見直されてきたし、今後も必ず見直されるであろう」と述べた。

 ラーミーン・メフマーンパラスト氏はファールス通信との会見において、さらに次のように述べた。「テヘランに駐在しているイギリス大使、ならびに同国の一部政府当局者たちは、イラン世論を煽るような発言を行い、またそれを〔意図的に〕狙おうとしている。こうした行動は間違っており、イラン国内にはイギリス政府の行動に対してよい心証がないということを、彼らは認識するべきだ」。

 外務省報道官は続けて、「大使の〔イラン外務省への〕呼び出しという形であれ、イラン大使のイギリス当局との会見という形であれ、我々は〔外交〕交渉の場で何度も、自らの行動を見直すよう、彼らに求めてきた」と述べた。

 同氏は、〔イギリス政府による〕原則に背くような対応や内政干渉的な発言、制裁や決議といった我々に敵対的な意志決定などが、イラン国民の反発を招いているのだとし、「こうした行動は決して、関係発展を助けるものとはならない。国民や国会議員たちが目撃してきた重大問題とのかかわりで、イギリス政府との一部領域での関係見直しが必ず行われるはずだ」と述べた。

 メフマーンパラスト氏はその上で、「この見直しは経済分野や大学間協力、文化協力、両国の国民や当局者たちの間の交流といった分野で行われる可能性がある。いつかこの見直しが政治的関係にも及ぶ必要が出てきた場合は、外務省が国の外交政策の舵取り役として、この問題を全ての側面から評価した上で、この仕事に取り組むことになるだろう」と指摘した。

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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:20169 )