サッファール=ハランディー「第三次世界大戦は《ソフトな戦争》という形ですでに始まっている」
2010年10月07日付 Mardomsalari 紙

革命防衛隊総司令官文化顧問は、「第三次世界大戦は、前の二つの大戦のような《武器による戦争》ではなく、むしろ新たな戦争は《ソフトな戦争》という形を取る、そしてこうした戦争が開始されてすでにかなりの時間が経っている、というのが我々の見解だ」と語った。

 ISNA(イラン学生通信)によると、モハンマド・ホセイン・サッファール=ハランディー氏はケルマーン市のホセイニーイェ〔※第三代イマーム・ホセインの殉教にまつわる行事が行われる場所〕「サーロッラー」に集まった同市の指導者たちとの集会において、アメリカ合衆国の衰退と崩壊の兆候はまったくもって明らかであると指摘し、次のように述べた。「アメリカが抱える最大の問題は国内の危機である。二年前アメリカで起きた住宅危機をきっかけとして、銀行への借金を理由に、銀行が一部の人々の住宅を占拠し、結果的に一部の階層はすべてを失ってしまう、という事態が生じたのも、この問題が原因なのである」。

 同氏はアメリカ情勢に関するシュピーゲル誌の記事を引用し、次のように指摘した。「この新聞〔※シュピーゲルは週刊誌だが、原文のまま「新聞」と訳した〕はアメリカの国内情勢を伝えており、『アメリカは第三世界の国になろうとしているのか』との記事タイトルを掲げている。それによると、この国では過去10年間にわたり、出費は恒常的に増え続けているが、収入はほぼ一定のままである、という」。

同氏はまた、「また同誌によると、現在アメリカでは施しを受けながら生活している人の数が、ここ2〜3年で何倍にも膨れ上がっているという。〔・・・〕以前はよい生活を送っていた人々のなかにも、施しを受けるようになってしまった人がいるらしい」と語った。

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:20430 )