軍事演習「ヴェラーヤト3」、始まる:最新防衛システムの試験運用に成功
2010年11月18日付 Jam-e Jam 紙

昨日、軍事演習「ヴェラーヤトの空を守る者たち3」の2日目が行われ、国の対空防衛における新たな管制システムの試験運用が成功した。

 ISNA(イラン学生通信)の報道によると、軍事演習「ヴェラーヤトの空を守る者たち3」のスポークスマンである司令官ハミード・アルジャンギー第二准将は、「演習第一ステージの2日目、我々は全国に張り巡らせた管制システムを中心に演習を行った」と述べ、「この演習では、我が国の7000キロメートルに及ぶ管制網内に数千人の管制官が参加した。全員が先進通信システムを使用している」と付け加えた。

 アルジャンギー司令官は、「この演習では、管制官たちには音声やデータを送信し、ジャミングに対抗することのできる先進通信システムが与えられた。管制官たちが可能な限り短い時間で必要な情報を司令部に伝達し、司令部がそれをレーダー網で得られた情報と〔速やかに〕比較対照することが目的だ」と続けた。

 同司令官はさらに、「これらの設備やシステムの大部分は国産である」と述べ、「電子戦に対抗でき、長期戦にも耐えうるよう、これらのシステムには暗号化システムが備わっており、さまざまな通信レイヤーを利用している」とも話した。

 また、「飛行物体を視認し、司令部へ状況報告を送ることができるよう、新たな管制システムは電子光学システムを用いた特長を備えている。このシステムは個々の管制官の負担を軽減し、電子戦に耐えうるよう設計されている」とも付け加えた。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:20743 )