イスラーム的な服装を完璧に守っている女性は34%
2010年11月24日付 Mardomsalari 紙

テヘラン大学指導部教員セミナー事務所のバフラーミー書記は、「化粧をすることなく、完璧なイスラーム服であるチャードル〔※全身を真っ黒な布で覆う服装のこと〕を着用している女性の割合は34%で、規範に反した服飾行動は、ほんの0.2%の女性に見られるにすぎない」と指摘した。

 メフル通信の報道によると、ハーディー・バフラーミー氏は月曜日の夕方、「『貞節とヘジャーブ』というアプローチから見た社会変容に関する調査」と題された会議のなかで、次のように付け加えた。「テヘラン大学により実施された、テヘラン市における服装に関する調査の結果、67%の人が各々の個人的好みから、着る服の種類を選んでいると述べていることがわかった」。

 同氏はさらに続けた。「テヘランの未婚女性を対象に実施された調査の結果、11%がイスラームの基準を満たす服が生産されていないことを理由に、また、4%がイスラーム的な服装が職場で人気がないことを理由に、さらに21%はイスラーム的な服装が社会で人気がないという理由から、〔完璧にイスラーム的とは言えないような〕服装を選んでいることがわかった」。

〔中略〕

 バフラーミー氏はさらに、次のように指摘する。「ヘジャーブ問題が重要なのは、ヘジャーブの乱れた人が法律を犯しているからというよりはむしろ、服装と貞節の問題が〔イラン人の〕生活様式に関わっているからである。我々は貞節問題についてより深く、より根本的な視点・分析から研究を行うことで、生活様式が現在、変容しつつあることを指摘することができるだろう」。

 同氏はその上で、「服装問題はそれ自体、重要なのではない。生活様式の下部構造的・根源的変化の反映をそこに見るからこそ、この問題は重要なのである」と説明した。

〔中略〕

 同氏は、女性の服装の種類は、自身のジェンダーに対する満足度と直接的な関係があると強調し、次のように述べた。「自身のジェンダーへの満足度は、女性たちが〔イスラーム的な〕服装を着用する度合いを決定づける要素の一つである。本調査では、約6%の女性が自身のジェンダーに全く満足しておらず、また、8.3%が満足していないとしていることが明らかとなった。一方、自身のジェンダーへの満足度が高い者は、社会の服装規範をより遵守していることがわかった」。

 バフラーミー氏はさらに、次のようにつけ加える。「本調査の結果、34%の女性が化粧をすることなく、完璧なイスラーム服であるチャードルを着用しており、規範に反した服飾行動は0.2%の女性に見られるにすぎないことが分かった。また11%はゆったりとしたマントを着用し、薄化粧を施している」。

 同氏は、完璧な服装(チャードル)を着用している女性の29%が、友人らも似たような服装をしていると答えたとした上で、「同様に、規範に反した服装をしている女性の0.4%〔40%の誤り?〕は、友人らも似たような服装をしていると答えた」と指摘した。

バッドへジャービー(ヘジャーブの乱れ)は戦後の悪政の結果

 内務省文化・社会問題担当次官は、「イランで生じた政治的雰囲気、つまり昨年の〔イラン大統領〕選挙後に生じた問題にもかかわらず、社会における貞節とヘジャーブの遵守〔者の割合〕は9%増加した」と述べた。

 メフル通信の報道によると、アリーレザー・アフシャール氏は月曜日夕方、テヘラン大学にて開かれた「『貞節とヘジャーブ』というアプローチから見た社会変容に関する調査」会議において、「きわめてバッドヘジャーブな者」は社会の1%に過ぎないとした上で、次のように加えた。「過去1年間で、『バッドヘジャーブな者』及び『少々バッドヘジャーブな者』の数は減少した。『きわめてバッドヘジャーブな者』の割合は減少していないものの、こうした集団の行動にも変化が生じてきている」。

〔中略〕

 同氏は、内務省内に「公共の安全と市民の権利という聖域を守るための本部」が立ち上げられたことに言及し、「現在社会に蔓延している雰囲気は、イラン・イラク戦争停戦後の時代風潮に大きく影響されている。この時代、特殊な言論が社会を支配した〔※ホメイニーの死後、市民社会の実現や宗教的権威の相対化など、改革主義的風潮がイランで生まれたことを指す〕」と続けた。

 同氏はその上で、「国の社会的・政治的変容過程を観察してきた人々は、現在の社会におけるバッドヘジャービーな雰囲気は、戦後の指導部〔※ラフサンジャーニー及びハータミー政権のこと〕の政策に起因するものであると見ている」と述べた。

〔後略〕

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:宍倉未記 )
( 記事ID:20823 )