イラン外務省、スイス大使を召喚
2010年12月02日付 Jam-e Jam 紙

駐テヘラン・スイス大使が外務省に召喚された。

 イラン国営放送報道センターによると、・アメリカ海軍が同指揮下にある部隊に対し、正確かつ完全なる表現である「ペルシア湾」の代わりに、〔アラビア湾なる〕偽りの名称を使用するよう通達を出したこと、・アメリカの国務次官2名が最近の記者会見での発言で、ペルシア湾地域に対して〔アラビア湾なる〕偽りの名称を使用したこと、の二点に関し、〔抗議の意思を表明するために〕アメリカの利益代表を務める駐テヘラン・スイス大使を外務省に呼びつけた。

 イラン外務省国際法局長は、アメリカ政府によるこの軽率な行動に対するイラン・イスラーム共和国の強い抗議と不満を、スイス大使に伝えた。

 同局長は抗議文書をスイス大使へ渡した上で、「論争の余地なき歴史的事実が示すところによると、『ペルシア湾』という名称はイラン・イスラーム共和国とアラビア半島の間に位置する海域を表すのに〔普遍的に〕用いられているものなのである」と述べた。

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( 翻訳者:鳥光真理子 )
( 記事ID:20942 )