全軍統合参謀長、パキスタンに警告
2010年12月21日付 Jam-e Jam 紙

全軍統合参謀長のセイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー少将は、「もしパキスタンがここ数年と同じように、国境地帯でのテロ対策・管理を怠るようなことがあれば、我々は自らの正当なる権利を行使することになるだろう〔※〕」と警告した。
〔※パキスタン国内にいるテロリストの掃討をイラン自身の手で実行する、という意味だと思われる〕

 フィールーズアーバーディー少将は全軍統合司令部の参謀らを前に、チャーバハールの同胞らを殉教に至らしめた極悪非道なるテロ行為について触れ、「我々の兄弟ともいえるパキスタンはイラン・イスラーム共和国から〔特別の〕関心・協力・友情を受けている国だ。しかし残念ながら、テロリストの管理・排除にきちんと手を打っていない。パキスタン国境地帯で〔再び〕テロが起きた場合、我々は問題の見直しを迫られることになろう〔※〕」と語った。
〔※パキスタンは友好国なのでテロ対策でイランが越境攻撃するようなことはなかったが、今後はそれも考慮せざるを得ない、という意味だと思われる〕

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:21063 )