モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー「投石刑の問題を持ち出すのは、西洋のインチキ」
2010年12月14日付 Mardomsalari紙

司法権人権本部書記は、「我が国では、死刑問題はアメリカよりもずっと正確に取り扱われている。人権が各国の様々な文化に対する〔欧米諸国の〕攻撃の口実となってはならない」と述べた。

 イラン学生通信(ISNA)によると、モハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー氏は「現代における人権」シンポジウムの傍らで、記者らを前にドイツ人2名が逮捕されている問題について、「これらの逮捕者らは、容疑をもたれている他の人々と同様、司法機関での捜査・審理完了を待って、彼らに対してどのような刑罰を科すのか、あるいは無罪放免とするのかについて、判断が下されることになろう〔‥‥〕」と語った。

 今日、西洋諸国では人権とイランで行われている投石刑は両立しないと考えられていることへの意見を記者から求められたラーリージャーニー氏は、回答として次のように述べた。

「投石刑の問題を持ち出すことは、西洋によるインチキ、プロパガンダ的悪用である。人権問題とは、どの国の法律でも〔独自に〕規定されている刑罰の種類に限定されるような問題ではなく、それを越えた〔より大きな〕問題である。投石刑の問題を際立たせるようなやり方は、西洋諸国によるプロパガンダ的悪用に他ならない」。

 同氏はその上で、「人権には、制度〔としての側面〕がある。今日我が国では、ドイツやイギリス、アメリカ等の国々よりも、暴力沙汰は少ない」と続けた。

〔‥‥〕

 司法権人権本部書記は加えて、「昨年の暴動の過程で、一部の改革派は一種のクーデターを起こそうとした。残念なことに、西洋諸国はこの事件を支持し、人権擁護の名の下でそうした支持を表明した。これは〔人権ということばを〕悪用する行為だ」と述べた。

 ラーリージャーニー氏はさらに、次のように述べた。

「人権に寄与するような行為を何もしていないような人物に賞が与えられる様を、われわれはたびたび目撃してきた。例えば、シーリーン・エバーディーのような人物に、だ。過去の振る舞いなどまったく無視して、人権擁護のシンボルに祭り上げられているが、彼女は人権の発展に少しも寄与していない。彼女の発言は、イギリス外務省やアメリカ国務省が言ってるようなことばかりだ。良く言っても、彼女はこうした国々の下級役人に成り下がってしまったと言えるだろう。〔これとは反対に〕ムスリム女性は、〔社会への〕責任感と学識をもち、〔欧米の〕支配に抵抗する存在だ。イラン国民が成し遂げてきた〔人類に対する〕最高の貢献とは、まさに植民地主義者たちの支配に対する抵抗に他ならない」。

 ラーリージャーニー氏はまた、最近のテロ事件について、次のように明言した。

「今回のテロで、マジード・シャフリヤーリー氏が殉教した。アッバースィー氏へのテロは未遂に終わったが、過去にはマスウード・アリーモハンマディー氏が殉教する事件も起きている。国連は〔欧米諸国によって〕汚染されてしまった。先のテロに一種の正当性を与えてしまっている。消すことのできない恥ずべきシミが、国連のソデに付いてしまったようだ」。

 同氏は続けて「人権関連の〔国際〕機関は、テロリストを擁護するという最悪の不名誉によって汚れてしまった」と述べた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(ラーリージャーニー:アメリカは「人権」をイランに圧力をくわえるための手段にしている)

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:多田直輝)
(記事ID:21086)