人権委員会委員長、サキーネ・モハンマディーへの投石刑、および処刑の延期を発表
2011年01月18日付 Mardomsalari 紙

国会人権部会のザフレ・エラーヒヤーン委員長は、ブラジル大統領に宛てた書簡の中で、同大統領から指摘されていたイランをめぐる一部の問題について、説明を行った。

 ISNA(イラン学生通信)によると、エラーヒヤーン氏は土曜日に公開されたこの書簡の中で、サキーネ・モハンマディー=アーシュティヤーニー事件、及び裁判で争われている同事件に対して西洋メディアが引き起こしている騒動について触れた上で、この女性に対する投石刑の判決はいまだ確定しておらず、また被害者遺族の赦しにより、処刑も延期されていることを指摘した。

 人権部会の委員長は、〔書簡で〕次のように述べている。「サキーネ・モハンマディー(アーシュティヤーニー)事件について、〔‥‥〕現存するさまざまな証拠により、彼女は家族を裏切っただけではなく、愛人と共謀して夫を殺害したことが証明されています。実際、彼女は不正なる関係を〔愛人と〕結び、自分の子供たちの父親の惨殺に直接関与しました。彼女は裁判でも、このことをはっきりと告白しています」。

 同氏はさらに、「裁判手続きにおいて、投石刑の判決はいまだ確定しておらず、また被害者遺族の赦しにより処刑も延期され、〔‥‥〕10年の禁固刑で容赦されています。しかしながら〔‥‥〕イランに対して西洋メディアが表面上人権の観点から行っているとされるけたたましい騒動、そして彼らの嘘八百の垂れ流しはすべて、イラン・イスラーム共和国体制に対する特殊な政治的目的を有した、一種の心理戦、プロパガンダ戦に他ならないのです」と強調している。

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:21258 )