情報相、シオニスト諜報機関のロン・アラド財団に関わった者たちの身元割り出しと逮捕を発表
2011年02月01日付 Mardomsalari 紙

「諜報機関ロン・アラド財団のウェブサイトに騙された者は、バフマン月22日〔2月11日〕の革命記念日までに自ら申し出て、〔我が国の〕情報部に協力すれば、確実に減刑が施されるだろう」と情報相は述べた。

 ISNAの報告によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※シーア派宗教指導者の位階の一つ〕のヘイダル・モスレヒー情報相は閣議の傍らで、シオニスト体制が運営するロン・アラド財団のウェブサイトの活動、ならびにこれを背景とした〔シオニストたちの〕諜報活動に触れ、以下のように語った。「当省は国内における諜報機関モサドのさまざまな活動に関して情報を握ってるだけではなく、近隣のイスラーム諸国でも、この諜報機関の動きを追っている」。

 同相は続けて「シオニスト体制はイラン・イスラーム共和国、及びその周辺諸国、果ては〔その他の〕イスラーム諸国において、NGOという形でこの財団を20年前に立ち上げた。人道的な活動を行っている団体というまやかしの姿を装ってはいるが、その実さまざまな国で人々を誘惑し、自らに取り込もうとしているのが実態だ。そうすることで、彼らは自らの諜報活動、つまりイスラーム諸国で行われているさまざまな活動の観測を可能たらしめようとしているのだ」と述べた。

 情報相は「幸運なことに、情報の入手により、このウェブサイトと関わりを持ち、あるいはこのウェブサイトに騙された人々の大多数の身元を割り出すことに、すでに成功している」と明言した。

 また「このサイトの運営者は、金で人々を釣ろうとしている。しかし幸いなことに、我が国からこのサイトにアクセスした者については概ね、その身元を割り出してある。そのうちの一部が、このサイトに騙されている」と述べた。

 政府の広報サイトを引く形でISNAが報じたところによると、情報相はこのウェブサイトと関わりを持ち、その結果騙された人々の逮捕について、その詳細に触れ、以下のように述べた。「一部は逮捕され、また別の一部はモサドの情報システムに潜り込むために、泳がせてある。残りの容疑者たちもすでに身元は割れている。〔‥‥〕」。

 モスレヒー氏は「しかし、司法機関は自ら名乗り出なかった者に対しては、重い刑罰を下すだろう」と強調した。

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( 翻訳者:加藤祐大 )
( 記事ID:21400 )