フェレイドゥーン・アッバースィー氏、イラン原子力庁長官に
2011年02月14日付 Jam-e Jam 紙

先のアーザル月〔2010年11月〕に、爆弾テロで命を狙われたフェレイドゥーン・アッバースィー博士が昨日、アフマディーネジャード大統領からの辞令により、イラン原子力庁長官に任命された。

 アッバースィー氏は現在52歳で、核物理学の博士号を持っており、国に対する科学的貢献により、イラン暦1386年〔西暦2007/8年〕にアフマディーネジャード大統領から国の模範的教授として表彰された経歴がある。

 アッバースィー氏は、イラン暦1382年〔西暦2003年〕以降、イマーム・ホセイン大学物理学部の学術委員に加わり、その後、同学部長に上りつめた。現在、アッバースィー氏はイラン原子力協会中央評議会の委員を務めている。

 これより前、現在外相に就任しているアリーアクバル・サーレヒー氏が、イラン原子力庁長官を務めていた。

 今年アーザル月8日〔西暦2010年11月29日〕、つまりマジード・シャフリヤーリー博士がテロに遭い殉教を遂げたまさにその日、フェレイドゥーン・アッバースィー氏もシャヒード・ベヘシュティー大学近くで暗殺されかかったことがある。

 シャフリヤーリー教授は、乗っていたプジョー405が爆破され、その直後に殉教した。しかし、夫人と車に同乗していたフェレイドゥーン・アッバースィー=ダヴァーニー教授は、ただちに病院へと搬送され、治療を受けて一命をとりとめていた。

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( 翻訳者:山本和代 )
( 記事ID:21596 )