大統領「イラン的手法によって、100年の道も一夜にして踏破することが可能」
2011年02月20日付 Jam-e Jam 紙

アフマディーネジャード大統領は、自らの輝かしき過去に回帰することがイラン人には必要だと強調した上で、「イラン的手法に立ち返るならば、100年の道も一夜にして踏破することが可能だ。実際こうしたことは、我が国ではたびたび起きている」と述べた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はキーシュ島で開かれた「人間の生活向上における新テクノロジーの役割」と題されたシンポジウムで、次のように述べた。「今日の世界の科学をリードする者たちは、何が〔科学によって征服すべき〕頂なのかを定義し、そこに到達するためにはどうしたらよいのかを、自ら描き出している。もしわれわれが同じ道を踏襲しようとするならば、いつまでも彼らの後塵を拝してしまうことになるだろうし、100年のギャップもそのまま温存されてしまうだろう」。

 大統領はその上で、「ある機関車がレールの上でわれわれの前を走っていたとしよう。もしわれわれが同じレールを走るならば、当然、前を走っている機関車との距離はいつまでも保たれることになるだろう。つまり、われわれは見方を変える必要があるのだ」と述べ、さらに「他者が〔征服すべき〕頂と〔そこへ至る〕道を定義する限り、昼夜を問わずいくら努力しても、100年経っても200年経っても、後塵を拝することになるのである」と続けた。

〔‥‥〕

 アフマディーネジャード大統領はさらに、「われわれと敵対する者たちは、われわれに〔核〕兵器も、ミサイルも、爆弾もないことを知っている。彼らはこのことを恐れているわけでも、懸念しているわけでもない」と指摘し、さらに「彼らは、神を求め、正義と平和を希求するイラン国民の集合的精神が活性化し、目覚めることに、懸念を抱いているのだ」と続けた。

 大統領はその上で、「イラン人は世界のどこにいようとも、神の唯一性、正義、愛、人類への貢献、平和、そして友愛を掲げる存在である。そして彼ら〔=敵〕はこのことを恐れているのだ。だからこそ、彼らは〔テロで亡くなった〕殉教者アリーモハンマディーや殉教者シャフリヤーリーをわれわれから奪い取ったのである」と言明した。

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:21720 )