NATO軍アメリカ人司令官の発言にイラン側が反発
2011年03月07日付 Jam-e Jam 紙

外務省の報道官は、「アメリカ主導の西洋軍によるアフガニスタン駐留は、同国(アフガニスタン)での暴力行為の復活と過激派の再燃の原因となっており、また同時に麻薬の生産・運搬が数倍に増加する原因ともなっている」と語った。

 外務省情報報道局によると、イラン外務省報道官のラーミーン・メフマーンパラスト氏は、『イランはアフガニスタン武装勢力に武器を提供している』とのアフガニスタン駐留米人NATO軍司令官による事実無根の主張に対して、次のように述べた。

アフガニスタンでは、アメリカ軍によって罪なき人々が虐殺されており、先週だけで数十人の子どもを含む70人以上の無辜の市民が殺害されたとの情報が確認されている。これ以外にも、アフガニスタン観測筋は、『アメリカ主導の西洋軍によるアフガニスタン駐留によって、同国では、暴力行為の復活と過激派の再燃、および麻薬生産・運搬の数十倍の増加、という2つの重大かつ代償の高い結果がもたらされている』との点で、意見の一致をみている。

 報道官はまた、イラン・イスラーム共和国はテロや麻薬密輸対策で先頭に立っている国だと位置付け、「我が国は、米軍がアフガニスタンでテロ組織と関係をもち、彼らを焚きつけていることについて、注意深く監視している」と付け加えた。

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:21762 )