テヘラン金曜礼拝参加者ら、中東地域の傀儡政権に嫌悪の念を表明
2011年03月18日付 Jam-e Jam 紙

礼拝に参加したテヘラン市民らは厳粛なる金曜礼拝の後、抗議デモを行い、そのなかで堕落し売国奴と化した中東地域の支配者たちに対する嫌悪の念を表明した。

 イラン国営放送によると、〔…〕礼拝に参加したテヘラン市民らは厳粛なる金曜礼拝の後に行われた抗議デモで、地域の被抑圧民を支持するプラカードを手に、テヘラン大学からパレスチナ広場までの道のりを行進した。

 このデモは、世界の抑圧諸国の傀儡となったイエメン、ヨルダン、エジプト、チュニジア、リビア、そして特にバーレーンといった国々の支配者たちによって、抑圧されしムスリム人民が無残にも虐殺されている事態を受けて行われたもので、そのなかでデモ行進参加者らはイスラームの地に生きる被抑圧民への全面的な支持を表明した。

 デモ行進の参加者は特にパレスチナ広場に集まって、サウード家とバーレーン政府の軍事介入が、バーレーンの抑圧されしムスリム人民の大虐殺を引き起こしているとして、これを厳しく批判した。

 礼拝参加者らは行進中に「バーレーンのムスリム人民よ、君はホセインの道を歩む者だ〔※〕」、「ワッハーブ派のサウード家は〔ムスリムの〕団結を妨害している」、〔…〕「神は偉大なり」、「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」といったスローガンを叫んだ。



※訳註:ホセインはシーア派の第3代イマームで、悪の権化たるウマイヤ朝カリフ・ヤズィードの軍隊に惨殺された「悲劇のヒーロー」であり、正義のために命を投げ打つ勇敢さ・正義感の象徴。バーレーンのシーア派市民が同国に蔓延る不正義を正すために抗議運動を行い、スンナ派、特にワッハーブ派の圧制者たちに命を賭して立ち向かっていることを称賛している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(神学校・大学の学生ら、バーレーン大使館前で抗議集会)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:21944 )