パンギムン国連事務総長「ノウルーズを世界中で祝おう」
2011年03月23日付 Jam-e Jam 紙


国連事務総長は、昨年、国連総会において「ノウルーズ国際デー」に定められた3月21日に際して声明を発表し、「あらゆる地域の人々がこの日を共に祝うよう願っている」と述べた。

国連広報センターによれば、パンギムン国連事務総長は、ノウルーズに際しての声明の中で、次のように述べた。

「ノウルーズは、バルカン半島や黒海およびカスピ海周辺、カフカスや中央アジア、南アジア、中東などの地域の人々にとって、特別な意味をもつものである。数千年もの間、これらの人々が祝ってきたノウルーズは、様々な習俗や慣習と一体となっており、また、春の到来とも重なるものである。」

「昨年、国連総会は、ノウルーズ国際デーを定めたことにより、この日は世界的なものとなった。さらに、ノウルーズは、ユネスコにより無形文化遺産にも登録されている(訳注1)。」

パンギムン事務総長は、さらに次のように述べた。

「ノウルーズとは、新しくなる日ということである。それは、人々と自然の深いつながりに立ち返るための機会なのだ。ノウルーズには、平和、そして、尊敬と相互理解に基づくあらゆる文化に属する人々の間の協調という強いメッセージが込められている。」

    (後略)
   

(訳注1)
ノウルーズは、「Novruz, Nowrouz, Nooruz, Navruz, Nauroz, Nevruz」として、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録された。登録申請は、アゼルバイジャン、インド、キルギスタン、パキスタン、トルコ、ウズベキスタン、イランの七カ国によって共同提出された。

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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:21956 )