80歳男性の四回目のお騒がせ結婚
2011年04月12日付 Iran紙


【事件部:モウナー・ホシュフウ】80歳男性の三番目の妻が、夫の四回目の結婚を知り、家庭裁判所に夫を訴えた。

 本紙記者の報告によると、ある中年女性が家庭裁判所第268法廷のアムーザーディー裁判長の前に座り、訴状を手渡すや、「7年前、激しい口論の末に2人の子供と一緒に家を出たときには、夫が若い女と結婚するとは夢にも思いませんでした」と訴えた。

 中年女性は、ため息をつきながらこう言った。

私が21歳のうら若い乙女だったときのこと、ガーデル〔男性の名前〕が私にプロポーズしてきました。その当時、私たちの村では読み書きができる者はあまりいませんでした。しかし、彼は学校の教師でした。普通の読み書きのできない家庭で育った私にとって、教師の伴侶になることはとても名誉なことでした。このような理由で、37歳の歳の差を気にすることなく、10万トマーン〔約8万円〕の婚資金で、夫と(一時婚ではない)結婚をしました。

しかしすぐに、彼が私との前に2回も結婚していたことが分かりました。最初の妻は不妊症だったので彼は離婚していました。しかし二番目の妻との間には二人の子供をもうけ、マシュハドの近くに住んでいました。このことを知って私は大いに心を痛め、彼と離婚することに決めました。しかし、妊娠を知ったとき、私は別れ〔の決意をしたこと〕を後悔しました。そこで、夫には私ともう一人の妻とを公平に扱うことを約束させました。

しょうがないので、問題を忘れて、折り合いをつけて生活するよう努めました。しかし、悲しいことに、冷たくケチな夫の行動は、日に日に私たちの生活を苦しめていきました。〔‥‥〕

長男が生まれてすぐに、別の子供を身ごもっていることに気がつきました。しかし、二人目の子どもが生まれても、夫の生活態度に変化はありませんでした。このような理由で、何度も離婚を決意しましたが、田舎では皆が離婚を悪く思っているので、辛い状況に耐えることを強いられたのです。しかし7年前、ついに堪忍袋の緒が切れ、ガーデルとの激しい口論の末、子供たちと一緒に家を出てテヘランに行き、そこで蓄えを使って家を借りることにしました。荒涼とした生活から離れ、また子供たちがよい教育を受けて、仕事を見つけられるようにするためでした。〔‥‥〕

しかし3年前、〔夫は〕私達の居場所を見つけて、私たちのところにやってきました。夫と一緒に暮らすつもりはなく、彼の性格や態度を快く思ってもいませんでした。しかし、彼が私を探してやってきたことが、私にはうれしかったのです。彼が別の女と結婚するための許可を得るために、私に会いに来たということも知らずに。なんと彼は、3人目の「二号さん」を私の生活に押し付けようとしていたのです。

夫の侮辱的な態度に、私はとても不愉快になりました。彼の四度目の結婚に強く反対した私は、彼を家から追い出しました。ところがしばらく前、彼が〔勝手に〕若い女と結婚したことを知りました。このことを知って、まる32年間の私の苦労が台無しにされたと感じました。このような理由で、夫が〔私の〕許可なく四度目の結婚をしたことに対して、彼を訴えることに決めました。〔‥‥〕

 女性は涙ぐんだ目で、「私は元の生活に戻り、夫とともに暮らす用意があります。この間、息子は二人とも独立して家を出ているので、一人暮らしは、今の私にはとてもきついのです。だから、夫とともに暮らす用意があります」と語った。

 このときまで黙り込んでいた老人男性は、アムーザーディー判事に次のように述べた。

最初の妻は、不妊症なので離婚しました。その後、9歳年下の妻を娶りましたが、彼女の生活態度が不満でした。だからもう一度結婚することにしました。このようにして、スィーマー〔訴えを起こしている女性の名前〕にプロポーズし、彼女を(一時婚ではなく)通常婚の相手として迎えました。しかし、彼女が私の意に沿わない女だとは、想像だにしませんでした!

7年前、妻が怒って家を出てしまったので、一人で生きて行くことを心に決めました。しかし、4年以上〔独居に〕耐えることは、私にはできませんでした。そんなわけで、スィーマーに会いに行き、彼女に対して「もし一週間以内に家に帰ってこなかったら、〔別の女と〕結婚する」と言いました。しかし彼女は、私の言葉をすべて〔別の若い女性と結婚するための〕口実だと思い込んで、私の求めに応ぜず、家には戻ってきませんでした。そこで私は77歳にして、若い娘と結婚したのです。

裁判官殿、4人目の妻は私より40歳以上も年下ですが、私のことをとても良く理解してくれます。私は三人の前妻よりも、彼女のことを好いております。彼女は生活やお金のことよりも、私のことを考えてくれます。〔‥‥〕今、彼女と生活して3年になりますが、一度もケンカしたことはありません。三番目の妻を家に戻すつもりは、まったくありません。なぜなら、私は今の生活に満足しているからです。もしスィーマーが現状に不満なら、離婚請求をしてくれて構いません。

 裁判が終わり、判事はこの夫婦に対して和解のための一週間の猶予を与えた。和解が成立しない場合には、法律に基づいた判決が言い渡される予定となっている。

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(翻訳者:森田沙里)
(記事ID:22159)