大統領、雇用促進に130兆トマーンの拠出を表明
2011年04月14日付 Jam-e Jam 紙


大統領は、イランには240万人の失業者がいると述べた上で、失業問題の根絶に向けて政府は大いなる一歩を踏み出すと発表し、「政府はあらゆる手段・条件を整えて、今年中に250万の雇用を創出する。もちろん、その間に政府は、雇用機会の創出や各種技術教育の実施、就業プログラムへの財政支援を行う義務があるが、それに合わせてイランに250万の雇用を創出するために、130兆トマーン(約10兆2千億円)のリーズナブルで低金利での融資を計画している」と述べた。

 政府による第3期地方州訪問の一環として、ザーヘダーンに集まったスィースターン・バルーチェスターン州の市民の前で演説を行ったマフムード・アフマディーネジャード氏は昨日、同州が失業問題の根絶を祝う最初の州となることに期待を表明した。

 政府広報サイトが伝えたところによると、大統領は、私たちはすぐにでも世界で最も発展し、最も繁栄した国に変わることができるし、また変わらなければならないと強調した。大統領はその上で、「政府は、イランの隅々が発展し、繁栄することを目指している。つまり、以前あまり見向きされなかったような地域が国内にあるのであれば、今こそ大規模プロジェクトを起こし、より潤沢な予算をそこに割り当てなければならないのである」と述べた。

 大統領はまた、「今年、国の開発費として47兆5千億トマーン(約3兆7千億円)の予算が予定されている。政府は2~3年の間に、国内のインフラを整備・完成させて、全イラン国民の発展のための条件を完全な形で提供する決意である」と付け加えた。

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( 翻訳者:山洞梨花 )
( 記事ID:22225 )