エジプト「イランとの関係を懸念しても無意味だ」
2011年04月18日付 Jam-e Jam 紙

 エジプト外務省は、先の革命後、同国政府が世界各国との関係について、新たなページを開こうとしていることを強調した上で、「ペルシア湾岸諸国の一部は、イランとエジプトが接近しつつあることに懸念を抱いているが、そうした懸念は正当な理由によるものとは言えず、無意味である」と述べた。

 エジプト外務省の公式報道官であるメンハ・バーホウム氏は、「アルメスリー・アルヤウム」紙との会見で、「現在、エジプトとイランの間では外交的な連絡態勢が確立されている」と語った。

 同氏はさらに、「我々はイランに対して、敵国という視点とは異なる視点から接する用意がある。確かに、ムバーラク体制はイランに対して、敵国として接してきたことは事実だが、我々はこうした見方をしてはいない」と強調した。

 エジプト外務省報道官はまた、ペルシア湾岸諸国とイランの間では完全な外交関係が確立されていることに言及して、「イラン・エジプト関係〔の正常化〕に対するペルシア湾岸諸国の懸念は、正当な理由によるものとは言えない」と付け加えた。(メフル通信)

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( 翻訳者:森田沙里 )
( 記事ID:22273 )