アフマディーネジャード「イラン国民以外に話すべき内容の言葉を持った国民はいない」
2011年04月23日付 Jam-e Jam 紙

政府は90回目となる地方州訪問としてコルデスターン州を訪れ、同地で270項目に及ぶ政令を閣議決定して、訪問を終えた。ラヒーミー第一副大統領によると、これらの政令はコルデスターン州のあらゆる分野での開発を目的として決定されたものだとのことだ。

 マフムード・アフマディーネジャード大統領は先週の水曜日〔4月20日〕にコルデスターン州に向けて出発し、続けて木曜日にはイーラーム州を訪問、安定した雇用の創出が本年の政府の重要課題の一つであると強調した。

 メフル通信によると、大統領はイーラーム州「友愛住宅計画」〔※アフマディーネジャード政権が推し進める住宅建設計画〕の竣工式への出席の傍らで、「いま目にしているように、『友愛住宅計画』によって、イーラーム州市民を初め、多くの国民が持ち家を持つことができた」と語った。

 大統領はさらに、「政府は、92年(2013年)までに人々が抱える住宅問題を終結させる。同年にはホームレス問題など存在しなくなるだろう」と続けた。

 大統領はまた、コルデスターン州の当局者や議員らとも会見し、その中で「歴史上、文化と人間性、神の唯一性と正義を体現してきた唯一の国民こそ、イランなのである」と述べ、さらに「これはナショナリズムではない。われわれはアブラハムの宗教〔=一神教〕の信奉者である。しかし一方で、イランとその存在は神が与え給うた一つの恩寵に他ならない。私がイランの偉大さについて語る時、それは高慢たらんとしているのではない。そうではなく、〔人類の歴史に対する〕自らの責任を指摘しているのだ」と語った。

 アフマディーネジャード大統領はさらに、「イラン国民を除いて、話すべき内容の言葉を持った国民などいない。もし〔世界に〕変革がもたらされるとすれば、その旗手たる役目は我が国に与えられるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:小松崎翔一 )
( 記事ID:22287 )