イラン大統領:ビン・ラーディンは殺害されるかなり前から米軍によって捕らえられていた
2011年05月16日付 Jam-e Jam 紙

シオニスト体制は現世主義者たち、抑圧者たち、そして世界的テロリストたちを統べる「テント」を支える柱の役割を担っている

イラン大統領は、「ビン・ラーディンは殺害されるかなり前から、米軍によって捕らえられていたという正確な情報を、私はつかんでいる」と述べた。

 IRNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード氏は、「公正な平和のための対テロ国際連帯会議」の招待客たちと大統領府で会見し、そのなかで「彼ら〔=米政府〕はテロとの闘いや、彼らがテロリストと呼んでいるグループの壊滅の為に、この人物〔=ビン・ラーディン〕を殺害したのではない。そうではなく、この殺害は米社会にプロパガンダのための話題を提供し、また〔次期大統領〕選挙で票を集めるためのものだったのだ」と付け加えた。

 同氏はまた、「米前大統領〔=ジョージ・W・ブッシュ〕はアメリカ経済を救い、選挙で票を獲得するために、われわれの地域を攻撃し100万もの人々を殺害したが、後任〔=バラク・オバマ〕も同様の手口で政権を掌握した」と言明した。

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 同氏は、現在の世界を支配する反人間的で拡張主義的な体制〔=欧米諸国〕こそ、世界における正義の樹立にとって最大にして最強、かつ最新の障壁となっていると主張し、式典に出席した海外の招待客らに対し、「神の恩寵とあなた方の抵抗、そして諸国民の目覚めによって、覇権体制は終焉に向かっている」と述べた。

 国家安全保障最高評議会の議長でもあるアフマディーネジャード大統領は、シオニスト体制について、覇権体制の基盤に他ならないと名指しし、「覇権体制の基盤〔=イスラエル〕が消滅すれば、米国やその同盟国による覇権体制も崩壊するだろう」と主張した。

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:22587 )