大統領「ヨーロッパ諸国は雨雲がイランにやって来るのを邪魔している」:「キャマール・サーレフ」ダムの落成式で発言
2011年05月21日付 Jam-e Jam 紙

「今後5年で、国内の水道網を完成させなければならない」

大統領は、西洋諸国はイランをはじめとする世界の一部地域に渇水をもたらそうと計画していると指摘し、「この問題は、我が国の司法当局によって調査が行われるだろう。こうした卑劣な行為が続くようなことは許されない」と述べた。

 イラン国営通信の報道によると、水利システム「キャマール・サーレフ」ダムの落成式に出席するためアラークを訪れていたマフムード・アフマディーネジャード大統領は、西洋の某政治家の書いた論文について触れ、そのなかで今後30年以内に水問題が深刻化し、トルコ・イランから東アジアにかけての地域が水不足に陥るとされていることについて言及し、「この西洋の政治家の論文に描かれた地域には、西洋人が恐れる、文明と文化を創造してきた国々が含まれている」と付け足した。

 アフマディーネジャード氏は、ここ一年間のアジアとヨーロッパにおける降水量と気候変動について検討した上で、「気候状況に関する正確さについては折り紙付きのある記事によると、ヨーロッパ諸国は特別な装置を使って雲をなくし、雨雲がイランをはじめとする中東地域諸国に行かないようにするための行動を、すでに始めている」と明言した。

 同氏は、ヨーロッパ諸国がこうしたことを行う目的について、国境にまたがる水資源をめぐって各国が反目し、各国間で緊張関係が生まれるようにするためだと指摘し、「すでに指摘されているように、次の戦争は水の戦争だと私は確信している」と付け足した。

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( 翻訳者:佐藤里佳 )
( 記事ID:22682 )