国会、「インフラ省」の職務を規定する政府提出緊急法案を否決
2011年05月30日付 Jam-e Jam 紙

 国会は「インフラ省」の職務内容を説明する政府提出緊急法案を否決し、それよりも前に、まずは道路運輸省と住宅都市整備省の統合法案を国会に提出するべきだと主張した。

 ワンパラグラフという〔極めて簡潔な〕内容で国会に提出された政府の緊急法案に対し〔‥‥〕、昨日の公開本会議の冒頭より、国会議員らからは驚きの声が上がった。このことが原因となって、出席議員215名中、賛成92票、反対97票、棄権13票で、今回の緊急法案は否決されるに至った。

 この法案に対する抗議の声は、まず国会調査センター所長のアフマド・タヴァッコリー議員(テヘラン選出)から上がった。同氏は、政府から提出された法案は、最高指導者の指示とも、護憲評議会の解釈とも矛盾するものだと強調したのである。

 同氏はその上で、「神よ、政府を頑迷固陋から救い給え」と述べ、さらに「政府提出法案では、まず初めに道路運輸省と住宅都市整備省の統合が提案されるべきであるにもかかわらず、〔実際に提出された法案では〕インフラ省の権限や職務に関する説明が国会議員らに示されただけだ」と指摘した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:22796 )