OPEC、石油生産量は据え置きに
2011年06月09日付 Jam-e Jam 紙

石油相代行:石油市場での投機的動きは最高頂に達している


 石油輸出国機構(OPEC)はイランが議長国を務める形で開かれた昨日の会議で、石油生産量の上限アップを求める一部の国の要求を否決した。これによって同機構加盟国の生産量は据え置かれることになった。

 イラン国営放送報道センターの報告によると、今年最初の会議となった第159回OPEC会議は、イランを議長国として、我が国の石油相代行の演説とともにウィーンで開幕した。

 モハンマド・アリーアーバーディー氏はこの会議で、次のように述べた。「2010年12月にエクアドルのキト〔※エクアドルの首都〕で開催された直近のOPEC会議から現在まで、世界の原油市場は大きく変化した。われわれは、世界の原油価格の不安定な上昇に直面している」。

 OPEC議長はその上で、「2011年4月の間、OPEC石油バスケット価格は1バレル=120ドルのラインすら越えてしまった」と続けた。

 OPEC議長はさらに、「過去6か月間、世界の原油市場は大きな変化を経験してきたが、それにもかかわらず市場のファンダメンタルズは依然として良い状態を保っており、OPECによる多くの努力によって、現在世界市場には十分な量の石油が供給されている。OPEC加盟各国は十分な余剰生産力を有しており、〔石油の?外貨の?〕備蓄水準もバランスが取れている」と付け加えた。

〔‥‥〕

 アリーアーバーディー議長はまた、「直近のOPEC会議から、ニューヨーク株式市場では投機的動きが最高頂に達している」と述べた上で、「投機的な動きは石油市場の不安定化の原因となる。この不安定性は市場のファンダメンタルズとは関係がない。消費国の政府には石油市場における投機的動きを抑え込む努力が必要である」と明言した。

 同氏は、OPECが世界の原油市場の安定化に積極的にかかわっていることを再度強調しつつ、「生産国も消費国も、世界の原油市場の安定性から利益を得ている。それ故、生産国も消費国も、この目的を達成するために互いに協力しなければならない」と指摘した。

 OPEC議長はその上で、「OPECは世界の経済成長を支援するために、世界市場に対する石油の十分な供給をつねに保証してきた。消費国もこの安定性の永続化のために、我々と協力すべきだ」と強調した。

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:22888 )