中央銀行、外国為替レートの予想外の引き上げに踏み切る
2011年06月09日付 Jam-e Jam 紙

ドルの公式レートの12%引き上げにもかかわらず、昨日の外国為替市場は単一レートにならず

【経済部:セイエド・アリー・ドゥースティー=ムーサヴィー】全外貨の公式基本レートを約12%引き上げるという中央銀行の思いがけない措置に対して、経済関係者や専門家らの間では、さまざまな分析・反応が現れている。外国為替が今後どのような方向に進むのか、あらゆる人々の関心を引き付けている。

 ジャーメ・ジャム紙の記者によれば、昨朝、中央銀行は予想を覆し、ドルやユーロを含む需要の多い外貨の基本レートを約12%引き上げた。この措置により、中央銀行の通貨バスケットに含まれる25の外貨の基本価格すべてが上昇した。

 こうした措置の一方、大統領は数カ月前あるテレビ番組で、外貨準備高が潤沢であるときには自国の通貨を強化する必要がある、それゆえ外国通貨の引き下げ傾向は継続されねばならない、と語っていた。

 今回の措置で、中央銀行はホルダード月17日(今週火曜日)〔=西暦2011年6月7日〕には1ドル1059トマーンだった米ドルの公式基本レートを、昨日112トマーン引き上げ、1ドル1171トマーンとした。

 同様に、ユーロの公的基本レートも172トマーン引き上げられ、1ユーロ1546トマーンから1718トマーンとなった。1英ポンドあたりの価格も191トマーン引き上げられ、1732トマーンから1923トマーンになった。
〔※訳註:なお、これにともない円の価格も上昇し、100円が約1280トマーンだったのに対し、最近では約1430トマーンに引き上げられている〕

 イラン市場で流通する外貨のなかでも需要が最も多いとされ、それを基準にその他の需要のより少ない外貨の価値が決まる、これら3種の外貨の価格変動にともない、中央銀行の通貨バスケットに含まれるその他22種の通貨の価値も、連動して上昇している(これらの通貨の価格変動については、中央銀行の広報サイトで終日報告されている)。

 より需要の少ない外貨の価格変動に目を向けると、それらの公式価格の引き上げは約10〜15%だったことが分かる。例えば、1UAEディルハムあたりの価格は31トマーン引き上げられ、288トマーンから319トマーンになり、メッカ巡礼者が多く利用する1サウジ・リヤールあたりの価格は30トマーン引き上げられ、282トマーンから312トマーンとなっている。

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( 翻訳者:小野大器 )
( 記事ID:22911 )