ナビール・アル=アラビー・エジプト外相:3ヶ月以内にイラン・エジプト国交回復を目指す
2011年06月13日付 Jam-e Jam 紙

 エジプトの外務大臣は、3ヶ月以内に開かれるエジプト議会において、エジプト-イラン関係の正常化問題についての検討が行われるだろうと語った。

 ファールス通信によると、ロンドン発行の「アル=ハヤート」紙はエジプトのナビール・アル=アラビー外相の言葉を引用して、ペルシア湾の安全はエジプトの安全であり、エジプトにとってのレッドライン(極めて重要な問題)とみなされていると報じた。

 ナビール・アル=アラビー氏は「アル=ハヤート」紙との会見において、エジプト-イラン関係についての質問に対し、「イラン-エジプト関係が〔完全に〕断たれているという話は正しくない」と答えた。

 アル=アラビー氏はさらに、「両国には〔それぞれの〕利益代表部がある。しかし、関係正常化問題はエジプトの新議会に委ねられることになるだろう。すなわち、向こう3ヶ月以内にこの問題が審議されるであろう」とも付け加えた。

 エジプト外相は、約2週間前に非同盟諸国運動会議の合間に、イランのアリー・アクバル・サレーヒー外相と会談し、〔その結果?〕エジプトはテヘラン市内にある「ハーリド・イスラームブーリー」通りの命名問題については克服したことを明らかにした。

 ナビール・アル=アラビー氏はこのように述べた上で、「我々は、イランはエジプトの敵ではないという立場をとっている」と指摘した。

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:23003 )