大学における男女分離、現在検討中
2011年06月21日付 Jam-e Jam 紙

 国会教育委員会のナスィーリー・ゲイダーリー委員は、異論を挟む者のいない〔大学での〕男女分離政策〔の実施時期〕に関して、科学相は特定の時期を指定しているわけではないと強調している。しかしその一方で、この委員会に所属する別の国会議員は、メフル月〔西暦9~10月〕から各大学でこの計画を実施すると公言している。

 教育委員会のキャリーミー=フィールーズジャーイー委員は昨日、メフル通信とのインタビューの中で、科学技術相は、今年のメフル月、すなわち新学年のスタート時から、大学での男女分離を実施する意向を力説していると述べた。

 同議員はまた、「男女分離についての議論は、国会の教育研究委員会の委員らの賛同をすでに得ており、メフル月からの新学年の開始にあわせて、国内の各大学で男女分離が行われる」とも述べた。

 同議員はまた、「これに関して、学食やバス、〔共有〕スペースなどすべてが新たに作られ、また授業自体も、男女別々になるだろう」と述べた。

 キャリーミー氏によると、大学の休暇期間である夏の間に、各大学で男女分離が実施可能どうかを明確にするための調査が行われ、授業の分離が可能な大学については、メフル月から男女分離を実施するという。

 キャリーミー議員の考えによれば、大学生男女の不適当な交わりは出来る限り防ぐべきであり、またこれは各家庭や国会、宗教指導者、体制〔の維持〕に関心を抱く人々、そしてマルジャエ・タグリード〔シーア派の最高宗教指導者〕たちが実施を強く主張している政策でもあるという。

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( 翻訳者:山﨑さくら )
( 記事ID:23046 )