サーレヒー外相「エジプト政府はイランとの関係改善を望んでいる」
2011年06月19日付 Jam-e Jam 紙

 サーレヒー外相は、イラン・イスラーム共和国とエジプトとの外交関係改善が遅れている原因について、外部からの政治的圧力を抑えるために、エジプト政府が慎重になっているためだとの認識を示した。

 ファールス通信によると、アリー・アクバル・サーレヒー外相は新たな時代を迎え、なおもイラン・エジプト関係の改善が遅れていることについて、「エジプトの外務大臣もわれわれと同様、両国の外交関係の拡大に意欲を示している。しかしエジプト政府にはさまざまな束縛があるようだ」と述べた。

 同氏はその上で、「われわれは、エジプト政府が直面している状況を理解している。最終的には両国の国交は回復するだろう。しかしエジプト政府は、時間がかかろうとも、今ある政治的圧力を排除すべく、状況をコントロールしたいと考えているのだ」と指摘した。

 サーレヒー外相はまた、自らが言う「政治的圧力」とはエジプトの外から生じているものであり、イラン・エジプト両国民は両国の友好関係の恒常化を常に望んでいると指摘、さまざまな領域における両国民の交流は必ずや、これからも続いていくだろうと述べた。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:23185 )