バガーイー副大統領、マシャーイー氏を擁護する声明を発表
2011年07月03日付 Mardomsalari 紙

【政治部】アフマディーネジャード大統領が沈黙を破り、ついにバガーイー氏とマシャーイー氏が自衛のために表舞台に姿を現わす番となった。彼らは〔司法に〕訴えを起こす構えすらみせている。

 バガーイー行政担当副大統領兼大統領府長官は声明を発表し、そのなかで「最近のマシャーイー/バガーイー両氏に対する批判は、まったくの言いがかりにすぎない」と主張した。

 政府の広報サイトが伝えたところによると、この声明の本文は以下の通りである。

国会の憲法第90条委員会〔※国をめぐる疑惑などを調査する委員会〕にマシャーイー/バガーイー両氏を訴える内容の告発を数多く提出したとの発言が、ロバート・キャリーム選出の国会議員ノウルーズィー氏からメディアを通じて、公式に伝えられている。これらの告発では、度重なる否定にもかかわらず、両氏が「イラン文化遺産観光庁投資会社」(SEMEGA)とともに、ベラルーシのホテル建設計画やキーシュ自由地区のホール建設、そして最も奇妙なものとして、マルボロ・タバコのイランへの密輸などに関わったなどと、虚偽の指摘がなされている。こうしたことをうけ、以下の点について気高きイラン国民一般にお伝えする次第である。

1.これにより前、すでに何度も、この種のプロパガンダやゴシップに対して、上記のごとき疑惑を否定する内容の回答が行われてきた。しかし残念ながら、依然としてこの種の不正確な噂が、様々な経路を通じて広がっている。

2.ノウルーズィー氏により多くの虚偽が広められ、反響を呼んでいるが、これに関して、バガーイー氏はこうした噂や虚偽の流布について、国会の憲法第90条委員会ならびに司法当局に対して、正式に訴えを起こした。

3.さまざまな問題を提起する際は公正さや道義を守り、また個人の名誉を守ることの必要性を訴えられた最高指導者の最近のご命令に無条件に従うよう、敬愛する国ならびにメディア関係者たち一般に対し、呼びかける。

 このことに関し、国会の憲法第90条委員会の委員の一人は、政府高官2名〔=マシャーイー/バガーイー両氏〕に対するハサン・ノウルーズィー氏の100枚に及ぶ訴状が、同委員会に提出されたことを認めた上で、「この訴えは1ヶ月前に委員会に提出されたもので、最近になって証拠書類が添付された」と語っている。

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:23241 )