サーレヒー外相「イギリスはイランに対する態度を見直すべき」
2011年07月23日付 Jam-e Jam 紙

 アリー・アクバル・サーレヒー外相は、「根本的に〔存在自体が〕容認できないシオニズム体制を除いて、いかなる国と関係を結ぶことも、われわれにとって問題ではない」と指摘した上で、イラン=イギリス関係は好ましい状況にないとの認識を示し、イギリスに対しイランに対する態度の見直しを勧告した。

 同氏は「イランはいかなる国とであれ、《対等の言説》に基づいた関係の確立を模索している」と指摘した上で、「ノスラトッラー・タージーク〔※〕に対する制約を解除することは、対イラン関係の見直し〔=改善〕を真剣に考えていることを示す、イギリス政府側からのポジティブなシグナルとなりうる」と言明した。

 また外相は、「もしアメリカが過去の過ちから手を引いて、イラン国民の権利に敬意を払えば、その時は状況も変わってくるだろう」と述べた。

〔※訳注:ノスラトッラー・タージーク氏は元ヨルダン大使で、イランに暗視兵器を密輸しようとしたとして、2006年にイギリス当局に拘束された人物。アメリカはイギリス政府に対し、執拗に同氏の引渡しを求めている。〕

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( 翻訳者:神田浩輝 )
( 記事ID:23464 )