イラン人看護師の国外流出が増加:多くが帰国せず
2011年08月16日付 Mardomsalari紙

【社会部】2万3千人もの看護師を新たに雇い入れても、〔‥‥〕なおも各病院・医療機関では看護師不足が生じている。保健相のこうした発言から1日と経たない昨日、今度は看護師制度機構の副長官を務めるアフマド・ネジャーティヤーン氏から、〔ここ半年で〕100名のイラン人看護師が職を求めて国外に流出したとの指摘がもたらされた。同氏によると、「イラン人看護師は国を出た後、母国には戻ってこない」という。

 メフル通信の報道によると、アフマド・ネジャーティヤーン氏は「国外での就業を希望するイラン人看護師は、看護師制度機構から資格証明書を得る必要がある。看護師制度機構は現在、イランで看護師の資格を証明することのできる唯一の公的機関であり、このことは世界の多くの国でも認知されている」と述べた。

 同氏はその上で、「国外での就業を希望する人たちに出された証明書の数から、ここ半年で100名の看護師が国外で職を得ることに成功し、本機構から資格証明書の発行を申請したことが分かっている」と続けた。

 ネジャーティヤーン副長官(文化・公報・国際問題担当)はその上で、「資格証明書を取得することは、看護師の国外での就業にとって最終段階に位置している。こうしたことから、過去半年のうちに100名の看護師が国外に移住したと言えるのである」と指摘した。

 同氏によると、これらの看護師のうち85%は女性、15%は男性だったという。また、イラン人看護師の受け入れ先としては、47%がカナダ、33%がアラブ首長国連邦だった。「オーストラリア、アメリカ、イギリスなどもまた、それぞれイラン人看護師に対して有利な就業条件を用意している国である。イラン人看護師たちにとっても、仕事のためにこれらの国に移住することを希望している」。

 同氏はカナダがイラン人看護師をどのように受け入れているかについて、次のように指摘する。「看護師は今や、カナダでは人気の職業の一つである。看護師であることは、移住にとても有利に働く。実際、看護師がビザを取得するのにかかる期間は8ヶ月から1年と、〔一般のイラン人のケースと比較して相対的に〕短くて済むのである」。

 同氏はカナダで就業しているイラン人看護師の満足度について、「看護師行政を担当するカナダ側関係者との協議で分かったのは、彼らはイラン人看護師の教育レベルや能力にとても満足しており、我が国からもっと多くの看護師を受け入れたいと考えていることである。我が国の看護師たちも、カナダが提供している条件に満足しているようだ」と述べた。

〔‥‥〕

 同氏は、「過去6ヶ月で100名の看護師が国外に移住したということは、1年で約200名ということになる。この数字はさほど高いものではないし、我が国には15万人の看護師がいることを考えれば、取るに足らない数字である。我が国の保健制度を困難に直面させるものではない」と指摘しつつ、「しかし残念なのは、さまざまな証拠から、国外に仕事のために移住する我が国の看護師には平均で8年間のキャリアがある、つまり教育・研修期間を経て、若手として仕事の経験を積んで、最も脂がのった頃に、国外に行ってしまうということだ。我が国はこうした能力が高く、経験豊富な看護師の活躍を利用できないのだ」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(科学オリンピック金メダリストの4割が国外に)

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:斎藤正道)
(記事ID:23768)