追いつめられるPJAK:革命防衛隊、テロ組織の停戦の申し出を拒否
2011年09月06日付 Jam-e Jam 紙

 我が国の北西部で革命防衛隊陸上部隊が展開した作戦により、テロ組織PJAK(ペジャーク)はその構成員の多くを失うこととなった。窮地に陥ったPJAKは昨日、停戦を申し入れてきたが、革命防衛隊はこの要求をはねつけた。

 北西部で展開中の作戦の報道官を務める革命防衛隊幹部は、テロ組織PJAKの停戦要求について、「彼ら〔=PJAK〕がまず我が国の国境から出ていかないかぎり、停戦宣言は無意味だ、というのが我が方の言い分である」と語った。

 ハミード・アフマディー大佐はファールス通信のインタビューに対し、「このテロ組織に対する革命防衛隊の激しい攻撃の結果、彼らは停戦を申し入れてきた。しかしこれまでのところ、イラン側からはこの件に関して何らの決定も下されてはいない」と述べた。

 同氏はPJAK側から停戦を要求する旨の声明が発表されたことについて、次のように述べた。「この要求は全くもって不完全で不明確だ。確かに、本日開かれる記者会見で、彼ら〔=PJAK〕は自らの部隊をイランから撤退させるつもりであることを発表するだろうと、〔イラクにある〕クルディスターン自治政府は明らかにした。これが実現すれば、彼らに向けて返事をすることも、対話への道が開かれることもあるかもしれない。しかしこれまでのところ、革命防衛隊は彼らの要求に対して、一切返答を行ってはいない」。

最近の作戦でPJAKメンバー約30人が死亡

 アフマディー氏は最近の作戦でテロ組織PJAKが受けたダメージについて、「PJAKが受けたダメージは極めて深刻である。しかし、我が砲撃部隊は彼らの後方を標的にしたため、彼らの死体はわれわれの手元にはなく、正確な数は分からない。しかし届いた報告によると、彼らは日曜日の正午までに40人が負傷、30人が死亡したとのことだ」と説明した。

 同氏は、「明らかなのは、このテロ組織が受けた損害はこの数字以上だ、ということだ」と語った。

 他方、イラン学生通信(ISNA)はロンドン発行のアル・ハヤート紙を引用して、「イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、近くイラクのアルビールを訪問し、そこで〔イラク自治政府の高官と〕PJAKのテロリストたちについて話し合いを行う予定である」と報じている。

〔後略〕

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( 翻訳者:米川千帆 )
( 記事ID:23868 )