豪華オリエント急行の旅、お値段は8000ユーロ
2011年09月07日付 Zaman 紙


「線路の上の宮殿」と呼ばれている「オリエント急行」は、恒例のノスタルジー・ツアーの一環としてイスタンブルのスィルケジ駅へ到着した。オリエント急行の旅の値段は8.000ユーロであることが明らかにされた。各国からの100人の乗客と共にパリから出発した列車には、トルコ人乗客も1人乗車している。

毎年9月に始まるオリエント急行の旅は、2011年9月2日にパリを出発した。ブダペスト(ハンガリー)、シナイヤ(ルーマニア)、ブカレスト(ルーマニア)、ヴァルナ(ブルガリア)のルートを経由する豪華列車は、次の停留駅であるイスタンブルのスィルケジ駅に到着した。

列車のテクニカルサポートマネージャーのジャン・マリー・モロー氏は、100人の乗客が40人のスタッフと共にパリから出発したと述べた。非常に豪華な列車であると語ったモロー氏は、クリスタルのグラスからベッド、食事サービスから音楽までとあらゆることが入念に計算しつくされていたと述べた。

欧州評議会開発銀行に勤めるニルフェル・エリソンさんは、エンジニアの夫ディディエルさんと共に歴史的な旅をしたと語った。とても素晴らしい旅を経験したと述べたニルフェル・エリソンさんは、「非常に歴史を感じるひと時を過ごしています。同じ興奮を私たちは100年後に経験しているのです。ワゴンは少し小さいですが、家具は快適で素晴らしかったです。唯一の欠点はシャワーがついていないことですね。その他は何もかもが完璧でした」と語った。

カナダ人の実業家マーク・ジャマソンさんはというと、旅がとてもファンタスティックであったと述べた。ジャマソンさんはこの後もオリエント急行で旅を続けると説明し、今イスタンブルにいてとても嬉しく思っていると語った。

オリエント急行は2晩トルコで滞在した後2011年9月9日15時05分にスィルケジ駅から出発する。同日夜カプクレの国境門を経てトルコを離れるオリエント急行は、ブカレスト、ブダペスト、ウィーン経由で終着駅のヴェネツィアまで運行される。

国際寝台車株式会社に属するオリエント急行は、オリエント急行という名前で1883年にパリで最初の運行を開始した。オリエント急行は最初の運行にはフランス人、ドイツ人、オーストリア人、オスマン人の役人や外交官らも乗車した。オリエント急行は8両の寝台車、2両のサロン車、1両のバー・ワゴン、3両の食堂車、1両のサービス・ワゴンから成る計15両で編成されている。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:23871 )