イスラエル刑務所で16日前からハンストを続けるパレスチナ人囚、深刻な健康状態に
2011年10月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■人権センター、ハンガーストライキ中の捕虜たちの状態は「深刻な危険」にあると明言

2011年10月14日『クドゥス・アラビー』

【ガザ:本紙アシュラフ・アル=ハウル記者】

占領者(イスラエル)の刑務所に収監されている捕虜(囚人)たちの状況に関する活動を行っている人権センターは昨日[13日]、ハンガーストライキを行っている捕虜たちの健康状態は悪化の一途をたどっていると明言した。

捕虜調査センターのラアファト・ハムドゥーナ所長は記者会見で「多くの捕虜が医療機関へ移送された」と述べ、「中には立つことができないものもいた」と指摘した。

またハムドゥーナ所長は、16日前からハンガーストライキを行っている捕虜たちは、体重を激減させており、彼らの中には12キロ以上痩せた者もいると指摘して、捕虜たちの状態は「深刻な危険」にあると明言した。

そしてハムドゥーナ所長は、刑務所の管轄当局とハンガーストライキ中の捕虜たちの代表者間の交渉が失敗に終わったこと受け、捕虜たちとの大衆的かつ公的なより一層の連帯を呼び掛けた。

所長は、「闘っている捕虜たちから支援の手を引けば、刑務所当局はより一層の『拷問や罰』を加えることだろう」と断言し、国際社会、国際人権組織、国連に対し、「パレスチナ人捕虜に国際的な保護を提供する人道的義務、占領者[イスラエル]への人権尊重の義務づけ、シオニスト占領者の刑務所にいる捕虜たちを訪問し、彼らの状況と収容環境を調査する国際的な法律・医療委員会の設立、自由と尊厳ある生を求める捕虜たちの正当な要求を支える行動」を訴えかけた。

捕虜たちは刑務所の待遇に抗議して、16日間前から無期限のハンガーストライキに突入している。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:24255 )