「31名が拘束」:モフセニー=エジェイー検事総長、金融腐敗事件をめぐって
2011年10月26日付 Mardomsalari 紙

 司法権報道官のモフセニー=エジェイー氏は巨額金融腐敗事件をめぐる最新の状況について、「アミール・マンスール・アーリヤー投資開発社の関連企業で様々な役職に就いていた責任者・関係者ら67名が、容疑者として〔取り調べのために捜査当局に〕召喚され、31名が現在、拘束されている」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのゴラーム・ホセイン・モフセニー=エジェイー氏は銀行界で発生した最近の金融腐敗事件への司法機関による捜査の最新状況、ならびに同事件で発覚した新たな事実について、「このグループの主犯(〔アミール・マンスール・アーリヤー社の社長である〕アミール・マンスール・ホスラヴィー)は当初、自分たちの〔詐欺〕行為に自信をもっていたため、事件の詳細について説明を行おうとしなかったが、〔捜査の進展により〕現在では関係者のみならず、自らも事実について口を開きつつある〔‥‥〕」と述べた。

 検事総長も務めるエジェイー氏は、さらに次のように強調した。

以前、22名が〔容疑者・関係者として捜査当局に〕召喚されて取り調べを受け、12名から13名が逮捕されたと述べたが、現在では、アミール・マンスール・アーリヤー投資開発社の関連企業で様々な役職に就いていた責任者・関係者たち、及び同グループを支援し、〔銀行から〕融資を受けたり信用状を開設したしたりすることができると〔同社に〕教唆していた者たち計67名が、容疑者として召喚されている。つまり事件の容疑者として、新たに45名が追加され、その数が約3倍になったということだ。また、31名が現在、拘束状態にある。

 同氏はまた、次のように付け加えた。

この事件を当初見た時は、まとまりがなく、あまり計画性のない詐欺事件だとの印象を持った。しかし少々厳密に調べてみると、それとは反対に、よく計画され、仕組まれた仕事によるものであるとの結論を得るに至った。解きほぐすことの困難な、固く絡まったネットワーク〔による仕業〕だと感じた。〔‥‥〕

〔‥‥〕

 同氏はまた〔‥‥〕、「〔事件の捜査を妨害するような〕圧力が加えられていることも事実だ。このレベルの事件では、圧力がかけられるようなことはないなどと期待してはならない。様々な人物が、様々な思惑で圧力をかけてくる。われわれとしては、こうした圧力にさらされることのないことを願っている〔‥‥〕」と語った。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:24352 )