メフマーンパラスト報道官「イギリスは侮辱にされたと感じたのだ」
2011年12月03日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム・オンライン】メフマーンパラスト外務報道官は、イギリス大使のイランからの退去を命ずる法律が国会で可決されたことに触れ、「イギリス政府は国会議員らの行動に、侮辱されたと感じたのだ」と述べた。

 ラーミーン・メフマーンパラスト報道官は土曜日早朝、学生らによるイラン人外交官帰国歓迎式典の傍らで、報道陣の前に姿を現し、イラン人外交団がロンドンから帰国したことについて、次のように述べた。「先に国会が可決した法律によれば、イギリス大使はイランを退去しなければならなかった。同国政府はこのことに侮辱されたと感じ、このことを隠すために、イラン人外交官の国外退去という性急な行動に出たのである」。

 同報道官はさらに、「もちろん、我々はイギリス政府の行動に対して、対抗措置を講ずるつもりである。イギリスとの関係について何らかの決定が下された時には、それは国益に沿ったものとなるであろう」と付け加えた。

 同報道官はEUの行動についての質問に答える形で、次のように語った。「イギリス政府はイランと自らの関係を、イランとEUの関係へと一般化しようとしている。もちろん我々は、イギリスが起こしている問題のせいでイランとの関係を困難な状況に巻き込むことのないよう、ヨーロッパ諸国に対して言ってある。イギリス政府は、イラン人民に対するここ数年の不適切な振る舞いの代償を、間違いなく払うことになるであろう」。

 同報道官はさらに、「もちろんイランは、すべての国に対して、不正義には立ち向かうことを期待している。アメリカの政策を精査すれば、同国が我が国を不安定の元凶のように喧伝しようとしていることに気が付くはずだ」と付け加えた。

 メフマーンパラスト氏はまた、イスラーム体制における人民の役割と地位について触れ、「我が人民は聡明にも、すべての陰謀を無力化してきた。我々は文化と文明を持った国民であり、それゆえすべての問題は法律を通じて〔の解決を〕追求している。しかし敵は、イランとの関係を見直すよう、他国を煽動しているようだ」と指摘した。

 同報道官はまた、西洋諸国の大使たちがゴルハク庭園やイギリス大使館を視察したことをどう思うか、との記者の質問に対して答える中で、「これらの大使たちはイギリス政府と協調した行動をとって、ゴルハク庭園とイギリス大使館の視察を行おうとしたのである。ことのことは外務省にも通知があった」と強調した。

 同報道官はまた、「なぜイラン人外交官は〔出迎えに来た〕学生や記者たちの前に姿を現さなかったのか」との別の記者の質問に対して、「イラン人外交官たちは一刻も早く自宅に帰れるよう、何時間も休みを取ることなく、今も仕事に精を出している」と答えた。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:24747 )