アーリヤー議員「ヨーロッパ諸国の大使たちに対処するための第3種緊急法案を準備」
2011年12月04日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム・オンライン】国会の国家安全保障外交政策委員会に所属するアーリヤー議員は、ヨーロッパ諸国の大使25名〔※1〕に対処するための第3種緊急法案を提案する予定であることを明らかにし、「この法案は、テヘラン市内で政治的お祭り騒ぎを起こした大使たちに対処するためのものだ」と述べた。同議員はさらに、イギリスをはじめ、自国民から辱めを受けている一部の国々〔※2〕は、イラン・イスラーム革命の深甚さ・偉大さをきちんと理解していないようだ、とも強調している。

※訳注1:記事には「ヨーロッパ諸国の大使」とあるが、問題となっている25カ国には、メキシコやブラジル、オーストラリア、ニュージーランドなども含まれており、「ヨーロッパ諸国」という表現は正しくない。
※訳注2:それぞれの国内で反政府運動などが起きていること(例えば先にイギリスで起きた公務員による大規模ストライキなど)を指して、「自国民から辱めを受けている」と表現しているものと思われる。

 テヘラン選出のファーテメ・アーリヤー議員は日曜日、ジャーメ・ジャム・オンライン記者とのインタビューの中で、次のように付け加えた。

これらの大使たちは、イギリス大使館、ならびにイラン国民のものであるゴルハク庭園内に学生たちが侵入した事件の後、テヘラン市内の街頭を自らをアピールする外交的なショーの場にした。外交上の規則に反する、醜悪な行動だ。一部の国会議員は、こうした大使たちに対処するための第3種緊急法案を国会に提出することを提案している。

 国会原理派に属する同議員は、「現在、国会は閉会中で、国会が再開される来週にも、この件について何らかの決定が下されるだろう」と述べ、さらに「イギリスをはじめ、自国民から辱めを受けている一部の国々は、イラン・イスラーム革命の深甚さ・偉大さをきちんと理解していないようだ」と強調した。

 同議員はまた、「数日以内にこれらの大使たちが自らの振る舞いを変えるならば、別の決定が下されることもあるだろう。しかしそうでない場合は、第3種緊急法案は必ずや国会に提出されることになるだろう」とも語った。

 アーリヤー議員はさらに、「国民の代表者たちは、イギリスとの関係引き下げ法案を可決したように、今後イラン国民の偉大さ、栄光、そして自律性を侮辱する国に対しては、どの国であれ、〔報復的な〕決定を下すことになろう」とも述べた。

 同議員はその上で、次のように付け加えた。

イギリスとその無礼な大使は、学生たちの怒りの表れである、彼らによる自発的運動を転倒した姿で表し、それがあたかも〔イラン〕政府・体制に由来するものであるかのように示そうとしてきた。しかしながら周知のように、実際は〔イギリス大使館への攻撃は〕学生たちの自発的運動だったのであり、イギリスという古狐の陰謀、彼らの国民に対する悪ふざけと敵意、そしてゴルハク庭園の略奪に対する嫌悪と憎しみを表現するためのものだったのだ。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:24758 )