サウジアラビア王女:「女子の婚姻年齢の下限を設定する法律がまもなく公布される」
2011年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


サウジアラビア王女:「女子の婚姻年齢の下限を設定する法律がまもなく公布される」

2011年12月10日 『クドゥス・アラビー』

【リヤード:UPI】

サウジアラビア国王の娘であるアーディラ・ビント・アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ王女は、サウジアラビア王国における女子の婚姻年齢の下限を設定する法律を数人の専門家が現在制定しようとしていると明かした。同法案に対しては、「イスラーム法に違反する」とする多数の反対意見が存在する。

『リヤード』紙は土曜日、アーディラ王女の言葉を引用して、いくつかの人権関連の機関および司法機関が、女子の婚姻年齢の下限を設定するための厳格で有効な法律の制定に向けて現在動いており、将来この法律が実現するであろう社会全体の公益のために、近いうちに同法が公布される見込みであると伝えた。

サウジアラビアの司法省は最近、サウジアラビア人女性の婚姻年齢を規定する法律を直ちに公布するために取り組んでいると強調していた。

しかし、制限を設けることをイスラーム法違反とみなして、婚姻年齢の規定を行わないよう提唱する声があった。

サウジアラビアの教育大臣の妻でもある、アーディラ王女は「社会が求めるすべての権利は実現されるでしょう。それは、現実に実施されるまで何年もかかった、かつての婚前検査(訳注:いとこ同士など親族間の結婚が多いため、結婚前に遺伝病の発生確率を検査することが2004年に義務付けられた)に対する要求の場合と同様です。故に、自らの大義を信じる各個人は、合法的かつ開かれた経路を通して、その問題に関する要求を継続しなければならないのです。」と話した。

写真:サウジアラビア国王の娘・アーディラ王女

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( 翻訳者:岸本聖美 )
( 記事ID:24811 )