イラン外相、第2回ボン会議の傍らで独外相らと会談:在イラン英大使館事件の再発防止を約束
2011年12月07日付 Mardomsalari 紙

【政治部】ヨーロッパの中心部で開かれた国際会議にイランの外相が出席したことは、西洋がイランを国際的孤立に追い込もうと躍起となっている状況下にあっては特に、ここ数日間の注目すべき出来事とみなすことができよう。

 “第2回ボン会議”〔第1回は2001年に開催された。国連がドイツのボンで招集した、アフガニスタンの和平と復興に関する会議〕は、先週の月曜日ドイツのボンで開催された、アフガニスタンに関する会議である。それにもかかわらず、イランのアリーアクバル・サーレヒー外相がこの会議に出席したことで、この会議の傍らでは、在テヘラン英大使館をめぐって少し前に起きた事件に〔各国の〕関心が集まり、これに関して議論や意見表明が行われる事態となった。

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 ドイツ外相が言うように、サーレヒー氏はボン会議の傍らで行われた〔各国外相との個別の〕会談のほとんどにおいて、在テヘラン英大使館で先週起きた事件についての説明に奔走した。

 ドイチェ・ヴェレの報道によると、ドイツのギド・ウェスターウェレ外相はサーレヒー氏との会談のなかで、在テヘラン英大使館への襲撃に関して抗議の意を表明した。イラン外相はこの会談のなかで、この問題に対する遺憾の意を表明し、このような事件は今後繰り返されないことを確約した。

 またAP通信がドイツ外相の言葉として伝えたとところによると、サーレヒー・イラン外相は同外相との会談の中で、在テヘラン英大使館で起きた最近の事件に関し「極めて遺憾」であると述べ、「このような事件が二度と起きないようにするため、あらゆる措置を講じる所存である」と強調したとのことだ。

 第2回ボン会議の傍らで行われたドイツ外相との会談の中で、サーレヒー氏が遺憾の意を表明したと西側通信各社が一斉に報道した翌日にも、同じことがスウェーデン外相との会談でも強調された。

 スウェーデンのカール・ビルト外相氏は月曜日、ボン会議の傍らで行われたイラン外相との会談のなかで、同国がイランとの2国間関係の維持に関心を抱いていることを強調した上で、在テヘラン英大使館襲撃事件について触れ、同事件がヨーロッパ諸国ならびにテヘランに駐在する外国人外交官らに強い懸念を生じさせていることを指摘、さらに「この問題は、イラン側で〔きちんとした〕調査が行われるべきである。〔学生たちによる大使館襲撃といった〕この種の行動は、今後阻止されなければならない」と述べた。

 サーレヒー氏は、あの襲撃は予測不可能な事件であり、また〔イラン政府が〕支持するものでもないと指摘しつつ、ヨーロッパ諸国にあるイランの大使館に対してかつて起きた襲撃事件について触れ、「我々はこれらの問題を互いに関連づけることなく、この種の出来事の防止に努めているところだ」と述べた。

 また同日、潘基文国連事務総長もアフガニスタン国際会議の傍らでサーレヒー氏と会談し、在テヘラン英大使館で起きた事件に触れ、遺憾と懸念の意を表明した。これに対しサーレヒー氏は、「この問題は、予測不能な出来事だった」と答えた。

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( 翻訳者:8408077 )
( 記事ID:24823 )