「学生の日」に反抑圧主義のスローガン
2011年12月08日付 Jam-e Jam 紙

 テヘラン大学の学生らの一団が、イラン暦アーザル月16日(西暦12月7日)の「学生の日」を記念して「無名殉教者らの墓」の周りに集結し、同大学の正門まで反抑圧主義のスローガンを唱えながらデモ行進を行った。

 イラン国営放送報道センターの報道によれば、学生らはこの集会・行進のなかで、「殉教者の長」イマーム・ホセインの死を悼む儀礼を執り行いつつ、「アメリカに死を」、「イギリスに死を」、「イスラエルに死を」のシュプレヒコールをあげて、これらの国の〔イランへの〕敵意に満ちた行動に対して抗議した。

 「学生バスィージ」、「教官バスィージ」、「独立学生イスラーム協会」、及び「テヘラン大学大学生イスラーム協会」はこの集会で声明を発表し、「我々はイランの学生運動における反米的・反抑圧主義的アイデンティティを強調するとともに、アーザル月16日の記念日を祝い、また植民地主義的なイギリス政府との関係引き下げに関する法案を可決した、国会の革命的行動を強く支持する」と宣言した。

 またこの式典の傍らでは、式典参加者らが署名活動を行い、イギリスとの国交断絶を求めた。

 「学生の日」の式典は毎年、イラン暦1332年アーザル月16日(西暦1953年12月7日)に当時のパフラヴィー体制の軍によって殉教させられたテヘラン大学工学部の学生3名(アフマド・ガンドチー、モスタファー・ボゾルグ二ヤー、メフディー・シャリアトラザヴィー)を顕彰することを目的に開かれている。この3名の学生は他の学生たちとともに、当時のアメリカ副大統領リチャード・ニクソンのテヘラン訪問に抗議する集会を開いていた。

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( 翻訳者:8409102 )
( 記事ID:24842 )