アメリカ、「仮想イラン大使館」をネット上に立ち上げ(1)
2011年12月08日付 Jam-e Jam紙

 火曜日夜、アメリカはインターネット上に仮想の大使館を立ち上げるという、以前から発表してきた干渉的行動に出た。ホワイトハウス関係者によると、この「仮想大使館」を通じて、イラン国民との関係を構築することが目的だという。

 イラン国民との関係を仮想空間上で構築しようとするアメリカの今回の行動(これ自体、イランとの関係の重要性を示している)の背景には、イランとアメリカ両国が30年以上にわたって外交関係をもたず、外交上の事務をスイスとパキスタンの大使館を通じて処理していることがある〔※〕。しかしアメリカは、〔仮想大使館の立ち上げによって〕通常の経路を迂回する形で、イランに対するより強力な政治的圧力の行使に訴え出ようとしているようだ。

※訳注:アメリカは在イラン・スイス大使館に、イランは在米パキスタン大使館に、それぞれ自国の利益代表部を設けている。

 アメリカは米イラン間に外交関係が存在しない状況下で、いわゆる「イランの一般市民へのアクセス」を確立することを目的に、オンライン上に「在イラン仮想大使館」を立ち上げた。先のメフル月下旬〔10月中旬〕にヒラリー・クリントン米国務長官が設置を発表していたこのサイトは、立ち上げから数時間後に、イランでフィルタリングされている。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、この仮想大使館はアメリカの政治的声明やビザ発給に関する詳細情報、同国への留学の方法、「ラジオ・アメリカ」のニュース、米政府の公的機関へのリンクなどが、英語とペルシア語の二カ国語で掲載されている。また、同国の国務長官のビデオ・メッセージも、このサイト上にアップロードされている。

 ヒラリー・クリントン国務長官はこの映像の中で、イランの国民と政府を分けて考えるという、アメリカの伝統的政策を踏襲した上で、「両国間に外交関係が存在しないために、私たちはあなた方イラン市民と対話する重要な機会を失ってきました」と述べている。

 アメリカ政府はイランの平和的〔核〕活動を口実に、イランに対して一方的制裁を行使し、また〔世界の〕他の政府にもこの政策に追随するよう呼びかけている。そのような中にあって、クリントン氏はこの仮想大使館を立ち上げた理由について、「両国間の関係の架け橋を作るための最新技術」の活用であると〔ぬけぬけと〕述べている。

つづく


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(翻訳者:ペルシア語記事翻訳班)
(記事ID:24881)